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黒白ノ風
475 改考
眩しい・・・
眩むようなうっとうしい光に倦怠の情をいだきながら目を細く開いた。
 「・・・」
先にあったのは和風の白い天井。
天井から優雅にぶら下がる紙張りの行灯が私を嘲笑うように見下ろしていた。



 「・・・」

私の頭上をサスケが通過する。
 「さっさと起きろ。朝メシだ」
 「・・・」



 「・・・」



水月が私の顔をを覗き込んで
 「サチどうしたの?」
などとと言っている。
 「・・・」



 「何だ?変な夢でも見たか??」
香燐も水月に同じくだ。

 「・・・」





 「夢・・・?」
・・・
ありえないほど強くなったカブト…
サスケの更正…
超合金セラミックオリハルコンメガネ…



夢・・・





今私が横になっている場所は夢で壊れたはずの宿屋の一室。
サスケが更正(?)した様子もなければカブトの気配など微塵にも感じられない。


…夢・・・










 「・・・だよねー」
私は布団から起き上がり、いつものように支度を始めた。



模索篇 完

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あきゅろす。
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