黒白ノ風
473 覚悟
「カブト様をいじめるなよっ!!」
爆撃をモロに受けたサスケ(?)は涙目になりながらそう叫んだ。
「ちょ、お前もう出てくんな」
サスケのイメージが…
「・・・」
「どうせカブトの術にでもかかってるんでしょ?」
「違うぞ!断じて違うぞ!!俺、いや僕は自分の意思でカブト様についていくことに決めたんだ!止めないでくれたまえ!!」
「止めてねーよ。サスケ(?)に聞いた私が馬鹿だったよ」
「大丈夫だ!サチは元から馬鹿だ!!」
「マジもうしゃべらないでください」
「カブト…なんのつもりかは知らないけどさ、こんなことして何する気?」
「何だって?…それはね…」
「僕はこれから悪い犯罪者を片っ端からやっつけるよ!!」
サスケはカブトの言葉を遮り、ぼやいた。
「・・・」
また出た…
サスケの姿をしているだけあって対応に困る…
そしてうざすぎる。
「まずは抜け忍水野サチ!覚悟!!」
「・・・」
いや、覚悟!…なんていわれてもさ…
「サスケも抜け忍じゃん」
「・・・」
「・・・」
返す言葉がないようだ。
どうやらオツムが相当悪くなっているらしい。
「・・・覚悟しろ…!僕の夢はな…木の葉の里の抜け忍を皆殺しにすることなんだ!!」
サスケは先程の会話をなかったことにして、一間置いてから夢を語りはじめた。
「・・・あー、じゃあそれを達成したらサスケ自殺しなきゃね。サスケも抜け忍だし」
「そして僕は・・・」
…オイ、私の言葉は無視かよ。
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