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黒白ノ風
472 更正
 「サチではないか」
いつもの漆黒の髪と瞳と、着物とを着た格好のサスケが口を開いた。
 「・・・」
よかった…いつものサスケ…
ん?…「サチ“ではないか“」って…



 「俺は今日、カブト様の強さに感動して更正したのだ」
握りこぶしを作りながらあさっての方向を向いて言うサスケ。
 「・・・」

 「というわけで蛇は解散だ」
親指を立てながらナイスガイポーズで言うサスケ。
 「・・・」

 「俺はカブト様と共に行くよ」
 「・・・」

 「…なにか言うことはないのかい?」
 「・・・」

 「もう行ってしまうぞ?」
 「・・・」

 「いいのかい?」
 「どうぞさようなら。」
私はくるりと方向転換をしてカブトの元へと向かった。




 「メガネェェ!!サスケはいずこへェ!!?」
 「現実を受け止めなよ。あれはサスケくんだ…」
ドォンッ

カブトのメガネが爆発した。
私がカブトの顔面に向かって火爆術を投げたのだ。



 「フフフ…残念」
白煙が晴れた先にいたのは無傷のカブトだった。
 「・・・なんで!?」
 「このメガネは超合金セラミックオリハルコンで出来た特殊なメガネでね…そう簡単には壊れないよ」


再び火爆術の球体を投げる私。
しかしそれはカブトに当たる前に
 「やめろよっ!!」
ボォンッ
飛び込んできたサスケに当たった。

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あきゅろす。
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