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黒白ノ風
463 符林
 「こ、これは…」
 「・・・」
 「嫌がらせか!!」
 「…違ぇよ!!サチの分だって言っただろうが!」

それじゃあこれは…
私の分。
 「・・・」
売店のみすぼらしいおにぎりをひとり寂しく食べようと思っていた矢先にこんな、こんなおいしそうな料理が食べれるなんて…
 「サスケありがと!!」
 「・・・あぁ。」

私はすぐさまサスケの用意してくれた食事を味わって食べた。
宿の食事ということもあるが、やはり疲労時の食事が一番おいしいと感じた。



そして食事を終えた頃、香燐と水月が言い争いをしながら戻ってきた。
 「水月テメーの方がどう見ても大きいだろうが」
 「はぁ!?ボクの均等感覚をなめるなよ」
 「どこが均等だ!アンバランスも大概にしろ」

 「・・・どうしたの?」
そうやって私が問うと
 「聞いてよサチ〜・・・プリンを食べたかったんだけどボクと香燐は両方とも両が足りなかったから割り勘して買ったんだよ。だけどね、ボクがプリンを半分に分けた時、香燐が均等じゃないって言ったんだ!」
 「・・・」
プリン…
…プリン買えないってどんだけ両が不足してるんだこの人達は…

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