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黒白ノ風
458 放送
 [ピンポンパンポン…]
宿屋内でアナウンスが鳴り響く。
どうやら受付の人が呼び出してくれるようだ。

 「・・・」
おおっ
対応がいいv
そんな風に思っていると…
カタ
受付の人がマイクを片手にとった。
 [え〜、宿屋内のお客様に・・・迷子のお知らせです]

 「ヲイ!」
迷子!?
間髪入れずにツッコミを入れた私に構わずアナウンスは続く。

 [マヨラー様がある人を捜しています。特徴はツンツンの青いツヤの入った黒髪、黒目、白い着物を着て、紫のしめ繩と青い布を腰に巻き付けていて、下には黒いズボンをはいていて目つきと口が悪いようです。お心当たりのある方は1F受付までお越し下さい。]
 [ピンポンパンポン]


 「いや迷子って…マヨラーっておかしいでしょ…」
 「何か不備でもありましたか?マヨラー様?」
にっこりとひきつった笑みを浮かべる受付の人。
その無表情よりも怖い表情に
 「・・・いえ何も」
私はあっさりと負けた。
そして受付の人を敵に回すとある意味危ないことを今日始めて知った。


 「・・・」
ま、まぁこれでサスケと合流できるわけだ。
終わり良ければ全てよし。
…ということにしておこう。
何たって私はポジティブだからね。

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