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黒白ノ風
446 忘却
 「今な!うちはサスケと闘ってきたんだ!!うん」
 「…そっかーvどうだった?」
 「強かったぞ!!オイラもうちはサスケもチャクラが切れて引き分けだっんだ!うん」

 「・・・」
・・・あれ…

 「あの時サソリの旦那が止めてくれなかったらオイラの最高究極芸術を披露するところだったな。あ!でも、サソリの旦那が止めてなかったらきっとオイラが勝ってたね。うん!」

 「・・・」
サスケと闘って…
 「・・・サチ?」
デイダラは首を傾げながら私を見る。

 「・・・」
そうだった…
今まで忘れていたけれど(デイダラ、ごめん)原作でのデイダラはサスケと闘って、自爆して…



死んでしまっていた。



 「・・・デイダラいきてる?」
 「は?…生きてるぞ?」
 「・・・」
だけどデイダラは今ここにいて私と話をしている。
目をぱちくりさせながら私を見ている。
トレードマークの黄色いちょんまげが風に揺れている。
デイダラの命がここにある。

…私はなにもしていない。
できなかった。
 「・・・」
でも、なにかしてるとかしてないとか関係なくて…

 「デイダラッ…」
ただ、何となくというか…実感はないけど沸き上がるような・・・嬉しいような気持ち。

私はそのままデイダラに抱き着いた。
突進したといったほうが正しいが…

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あきゅろす。
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