黒白ノ風
418 道答
「はーいストップ」
ぴたりと止まる首斬り包丁。
囚人さんは何とか死を免れた。
「…なんだ、サチも香燐に騙されたの??」
「・・・ん?…騙され・・・って、あれ香燐嘘ついてたの!?」
そういえば・・・あの分かれ道の答えは、まっすぐだったような…
ホント最近原作忘れかけてきてるよ…
・・・まぁ、私の場合は勝手に道に迷ったようなものだけれども。
「たぶんあそこをまっすぐだ」
「今、私もそう思ってたとこ」
「…てか水月!今この人殺そうとしてたでしょ!?」
放心する囚人さんを指差し、言う。
「・・・ん?うんv」
「・・・」
いや笑顔でうんvなんて言われてもね…
「囚人さんと仲良く話してるかと思えばいきなり踏み付けて刀まで取り出すからびっくりしたよ」
「コイツがいけないんだよ」
悪びれもなく言う水月に対し、私は口を開いた。
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