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黒白ノ風
400 話題
 「あのさ」
アジト内を歩行中、絹糸のようにさらさらな香燐の赤い髪を目で追いながらとりあえずに話しかけてみた。
 「・・・何だ?」
ちゃんと返答は返ってきた。

 「・・・」
とはいってもネタがない。
何となくだが香燐と仲良くなりたいのだけれども。

 「いい香水だね」
ふと香燐を纏う香水に気付いた私はそこにつっこんでみる。
 「・・・お前…」
 「・・・」
 「…よくわかってるな!v今日の香水はウチもお気に入りだ」
 「・・・」
なんだか好印象になったなおい。


 「サチー、香燐なんかと友達にならないほうがいいよー?香水臭いしさ」
 「てめーはいちいちうるせーんだよ水月!!」
 「キミもなかなかうるさいよ!」
 「なんだと!!?」
 「まぁまぁ…」
…香燐と水月の喧嘩が間近で見れるとは。
しかし、この二人・・・放っておいたらずっと喧嘩してそうだな…てかサスケも止めようよ。
サスケに目をやると眉をひそめ、めんどくそうに香燐と水月を見守っていた。
何か発言するような様子はない。

 「・・・」
ヲイ。
これから小隊組むのにリーダーがこれでいいのか。

 「さて、この部屋だ」
そんなことを思っていた頃、香燐が目的地への到着を告げた。

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あきゅろす。
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