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黒白ノ風
378 状況
 「私がやっとくよ」

 「はァ?何でだよ!?」
割って入ったところ、当然の如く飛段からは批判の声。

 「これは私の問題だからね」
そうやって僅かな殺気を滲ませながら言い切る。

 「なっ…」
 「行くぞ…飛段」
 「はァ?何でだよ角都ちゃんよォ!?」
 「サチがああ言っているんだ…好きにやらせておけ。…人の事情に首を突っ込むことは野暮というものだぞ」
 「・・・でもよ」
 「…それに、オレも心臓を2つ潰された。お前も一度バラバラになった…。体を休めなくて…」
 「チッ…しゃあねぇな!…後は頼んだぜサチ!!」
角都の言葉にとうとう飛段が折れた。
話の途中で舌打ちをし、帰る準備を整えた。

 「…ありがと。じゃあね」
ドロンと音を立てて刹那に消えた飛段と角都。
暁のアジトへと帰ったのであろう。
そのことをきちんと確認する。

 「さて…」
私の後ろにはサクラ、サイ、シカマルがいる。
しかし三人とも動けない状況だ。

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