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黒白ノ風
377 自決
 「…サチも行っちゃうの・・・?私の中でのサチは…アホでドジで、一緒にいると楽しくて、カカシ先生よりも強くて…時々何しでかすか心配になる時があるけど・・・何よりも・・・・・・優しかったよね」
 「・・・」
 「サチまで失ったら・・・私はどうすればいいの…?」
 「・・・っ…自分で決めなよ」
サクラに見向きもせずに穴を掘り進める。
 「・・・」



ここでやっと飛段の頭が見えた。
と思ったらべらべらとしゃべり始めた。
 「ゲハハハハハ!空気がうめぇぜ!!・・・おっ、サチとかいうやつじゃねぇか!ありがとよ!!!・・・ってかよ、角都いねぇと体くっつかねぇんだよ」
 「…お前は何回くっつけられれば気が済むんだ…」
隣で飛段の様子を傍観していた角都が穴を覗き込みながら口を開いた。
 「おー!角都ゥ!!」

 「・・・」
角都は無言で腕から藻のような黒い触手を出し、ばらばらに転がる飛段の肉片をくっつけ始めた。
 「うわ…」
何回見ても凄い。

あっという間に飛段の体は完全に一つに繋がった。
 「ヒャッハァ!治ったぜェ!…さぁて・・・」
飛段の視線はもうろくにチャクラの残っていないシカマルへ。
 「…アイツをギッタギタのグチャグチャにしてやるぜェ!!ゲハハ!」

 「くそっ」
身動きの取れないシカマルは眉をしかめた。

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あきゅろす。
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