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黒白ノ風
356 微感
サスケのはげましは表面上だけ受け取っておこう。
そんなことを考えながらある人を追って森を進行中だ。

今日は飛段と角都。
朝早く起きて第10班とカカシ先生の後を気取られないように追っている。

サスケの励ましは嬉しかった。
しかしどう頑張っても私に動かないなんていう選択は出来ない。
そんな自分に半ば諦めのような思いを抱きながら今度こそはと思っている。

 「・・・」
スピードはさほどない。
きっと練った作戦を話題に打ち合わせをしながら森を駆けているのだろう。

シカマル達が飛段と角都を見つけ、戦闘へと突入したら私は茂みなどに身を潜める。
そしてタイミングを見計らい、木の葉の皆に悟られないように影から不死身コンビの援護。
不安だが、これしか方法はない。

・・・少し退屈だったので私も作戦を考えてみた。

スッ
 「・・・??」
急に感じた言いようのない違和感。
…この場所、何かおかしい。
いや、ここは場所…なのか?
まるで足が浮いているようだ。
無意識のうちに鳥肌が立った。

 「・・・あれ?」
違和感を持ちながらも木々を伝っていったところ、急にそれがなくなった。
 「・・・」
シカマル達は普通にここを通過していった。
何故だ?
チャクラの乱れもなかった。
私がおかしい?

ザッ
足を止め、影分身を作り出す。
その影分身にはシカマル達を追ってもらい、私は道を戻った。

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あきゅろす。
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