黒白ノ風
349 睨合
「何でサスケがこんなところにいるんだってばよォ!!」
(どうなってんだ!?サチ!)
「・・・」
どうしようか…
「おい!!」
ナルトは私とサスケを交互に見やり、突発的にサスケの襟首を掴むと勢いよく引き起こした。
二人は睨み合うように向き合っている。
万事休す。
逃げようにもサスケはおそらくまだ痺れは回復していないだろう。
暗部のナルトからは逃げることは出来ない。
ましてや私がその手引きをすればもう木の葉の里にはいれないだろう。
抜け忍の片棒をかついだということになってしまう。
…いや、いっそこのままサスケと逃亡ってのも悪くはない。
一緒に家とか探して、んでそこで一緒に暮らして、私がご飯作ってサスケが出稼ぎみたいなvきゃー!!
て、違う!!!
無意識に顔を上げると今だに睨み合う二人。
何をしたらよいか分からず、ぎゅっと目をつぶった。
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