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黒白ノ風
346 余暇
 「・・・」
現在の気温と日光の差し込み具合で今はもう日が高く昇ったころなのだということを知る。
だいたい9時くらいであろうか。

家へとたどり着いたサチは適度な朝飯を作り始めていた。
温めたフライパンの上で卵を割ってテキトーに待てばあら不思議、目玉焼きの出来上がりだ。
もちろんサスケの分も忘れてはいない。

作った食事をテキパキと卓上に並べる。
目玉焼きとトマトサラダとご飯。
 「よし」
どうせだからサスケと一緒に食べるか。
聞きたいこととかもあるし。

そんなことを思いながら雑誌を広げ、サスケの起床を待った。

1時間後…
 「・・・」
こない。
まぁこんなこともあるさ。
人事に雑誌のページをめくった。

2時間後…
 「・・・」
…うん。
サランラップでもかけとくか。

3時間後…
 「・・・…」
やべー、もう読む雑誌ねぇよ。
そういえばサスケ起きるの遅いんだった。
・・・てか腹減った…
 「今何時…」
て、
 「もう昼じゃん!!」
時計の針は真っすぐ天を指していた。

 「・・・」
いつまで寝てんのあの人…
わざわざ起こすのも気が引けるし、なによりも危険だ。
・・・はぁ。
先に食べていればよかった。

サチはサランラップに手をかけた。
ドンドンドン
その時、ドアを叩く音が…
インターホンがあるというのにドアをぶったたく・・・よほどの馬鹿か私をよく知った者の仕業だろう。

 「サチー!!起きろってば!!」
音の主はナルトだった。

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