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黒白ノ風
342 敵討
 「…え?」
 「敵討ちはするぜ」

カタ
シカマルは病室の机にあるライターに手をかけた。
 「敵討ちしねぇとアスマが目ェ覚ました時に示しがつかねぇからな」
 「・・・」
やはりそうなるのか…
だとしたら角ちゃんと飛段が危ない…
角都にはよく世話になった。
私的だが死んでほしくはない。
しかし、アスマに重症を負わせた人…
木の葉の里にいる私からすれば敵となってしまう。
しかし・・・だ。
また何か予防策を立てなければ。

 「さて…と、いつまでもここにいても何にもならねぇ」
 「じゃあな…サチ」
 「うん」
病室を後にするシカマル。
 「じゃあね」
 「バイバイ」
続いてチョウジといの。

病室には寝息を立てるアスマと私のみが残された。

 「・・・」
いつ目覚めるか分からない…か。
10班のことを思い浮かべる。
シカマル達のことも考えると一日でも早く目覚めてほしいものだ。

 「・・・ではまた」
アスマ先生が返答をくれるわけでもない。
一方通行の会話を残して私も病室を去った。

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あきゅろす。
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