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黒白ノ風
329 延長
 「これでよし!…と」
自らの影分身を2、3人寝室のベッドへと待機させてうなずく。

影分身のしたことは自分に蓄積される。
・・・ということで、影分身に眠ってもらい、捜索中に私が眠くなった時に影分身を解き、眠った分だけ私に蓄積されるという便利な睡眠方法を思いついた。
・・・一分一秒が惜しい。
睡魔には勝てないが、一族の住居が見つかるまで捜索を常に続けていたい。
そんな思いからうまれたのがこの方法。


そして五大大国の周辺はもうすでに捜索済みだ。
ここまで探しても見つからないということはただの肉眼では捉えられない場所ということであろう。
それかもう存在していないのかもしれない。
前者の方であってほしいと切実に願いながらこの数日を過ごしてきたあたりである。

最近は火影邸から拝借した(盗んだ)結界の類の巻物に目を通す毎日が続いている。
結界を捉えるためにはやはりそのことについて知っていなければならないと思い、手当たり次第に巻物に目を通しては途中にある術をやってみたりしている。

結界といっても様々だ。
物理的なもの、間接的に相手を攻撃するもの、防御形式のもの。
五大性質やその他の性質があまり関係ないのでこれといった弱点は皆無だ。
改めて結界と向き合ってみて、柏一族は何故最強と謳われていたのかが分かった気がした。

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あきゅろす。
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