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黒白ノ風
314 例話
 「・・・例えば・・・
おぬしが甘処みたらしで白玉黒蜜クリームパフェを食べていたとする。しかし、量が多すぎて残してしまった…」
 「絶対残さないよ」
真白たん…私でもわかりやすいように説明してくれているよ…

 「…例え話だ。残したパフェがもったいない…そんな時にこの結界を使用する。・・・白玉黒蜜クリームパフェに結界をかけ、空間を繋げる。おぬしならどこに繋げる?」
 「・・・ん〜、自分の家の冷蔵庫?v」
 「…とまぁ、そのように空間を繋げれるということだ」
 「え!!?できんの!」
 「あぁ…クロは結界忍術に長けていたからな」
 「・・・」
長けていたのレベルじゃないよソレ…
しかもそれを一族の住居全体に…
とりあえず空間を自在に操れるやつか。

 「…クロが消えた時に、270年前に話を戻すぞ・・・その結界忍術とクロが落胆していたことはリンクしている・・・一族の住居はその結界によって別空間に移された。これで柏は外部からの攻撃もなく平和に暮らせる。誰もがそう思っていたらしい・・・
しかし、ここであることが起きた」
 「・・・」
 「この時にクロは我の口寄せの術によって呼び出され、この時代から消えたのだ。」

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あきゅろす。
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