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黒白ノ風
307 散歩
そもそも真白の気持ちが分からないから怖いんだよ。
真白は言いたいのか、言いたくないのか、どちらでもないのか。
最後のやつは私が困るから省くとして…
これもどっちかなんだよな。
・・・困った

こういう時はやっぱ甘いモノだよな。
夜だけどまぁいいか。
今は緊急事態だ。

思うが早いか私は早速家から出た。
サスケは眠りについたのか、静かだった。
 「はぁー…」
甘処みたらしまであと少し。
あそこは夜11時まで営業してたからな。

そう思いつつ、わざわざ暗い道を選んだ。
自分がどのような顔をしているか分からなかったから。

そして甘処みたらしに到着したのだった。 「・・・」
しかし外装の明かりは消され、辺りには昼間の活気とは裏腹に静寂が漂っていた。
 「アレ…?」
今日はお休み…かな?
入口に目を懲らしてみてもいたって変わりはない。
 「・・・?」
疑問に思いながらも歩を進める。

 「・・・」
そういえば人通りが少ないような気が…。まぁいいか。
真白はどっちなんだろう…
またもや考え事を引っ張り出し、答えを探る。

 「ハァ・・・ぁア?」
…そうだよ…
どっちかなんて、真白にしか分からないじゃん。

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あきゅろす。
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