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黒白ノ風
301 人捜
 「さ、サスケー!!」
すっかり忘れてた!
サスケがいるから私は大蛇丸のアジトにいれたんじゃん。

瓦礫をせっせと除けながらサスケの
名を呼ぶ。
返事がないのでますます心配になってきた。

 「・・・」
動けないまま瓦礫の下敷きになってそのまま…
 「そんなの嫌ぁー…サスケー!…」
 「おいサチ」
 「何?」
 「お前気配探るの得意じゃなかったか?それで探せばいいじゃねぇか」
 「・・・あ、そだね」
おぉうっかりv…私はそう呟きながら辺りの気配を探った。

 「・・・あ!!そこの瓦礫の下!」
 「ここか」
サソリはめんどくさそうに私の指差す瓦礫のもとまで行くとそれを足で蹴飛ばした。
ガゴッ
瓦礫は粉砕し、粉々に辺りに飛び散った。 「ゲホゲホッ」
その下にはなんと無傷のサスケが横たわっていたのだった。
サスケは土埃を吸ってむせていた。

 「サスケ!!生きてた!」
 「げほっ・・・忘れてたくせに…よく言うぜ」
 「あ、会話聞こえてたかv…てか大丈・・・なわけないか」
サスケは会話はできるものの、横たわったまま微動だにしない。
どうやら動けない様子。

 「強力な麻痺毒盛られたな…1、2週間動けねェぜこりゃ」
それを見兼ねてサソリ。
 「治るよね?」
 「あぁ…動けないがな」
 「・・・エヘッvマジィ?んじゃあサスケの食事はあーんしてあげ…」
にやけながらそう切り出す。
 「断る!!!」
即座にそう返答がきたのは言うまでもない。

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あきゅろす。
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