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黒白ノ風
286 毒回
 「その一族はほとんどの能力に長けた一族なのよ。幻術以外はね・・・医療忍術、結界忍術などのチャクラコントロールに長け、五大性質をすべて使いこなせることができるの」
 「へぇ、そりゃすごい」
 「だけどね、50年ほど前に消えた一族でもあるわ。たった一人以外はね・・・原因は1匹の動物。その動物は、白銀の化け…あら、ここまで話してもあまり意味はないわね」
 「・・・へぇ・・・で?」
そんなこと話してくれましてもね…

 「そしてここにその一族の生き残りがいるわ。それは…」
 「・・・生き残りって…そいつ何年生きてんのさ」
 「正確にはその子孫ね・・・フフ、それはアナタよ」
 「へぇ・・・で?」
 「・・・」
 「・・・」
 「・・・」
何だよこの沈黙は…
ってかアナタって誰だ?
アナタはアナタで・・・って…
 「・・・私!!?」

 「そうよ。正解・・・さて、と。流石のサチちゃんでもそろそろ毒が回ってきてキツイでしょう?」
 「・・・」
 「もうサスケ君はどうでもいいわ。ワタシはアナタが欲しい!」
大蛇丸は舌を舐めずり回しながらこちらに向かって来た。

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