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黒白ノ風
278 挙句
 「あのさ・・・」
 「?」
 「あの…私に出来ることがあったら言ってね」
 「…?あぁ」
いえないよ。
イタチはサスケに強くなってもらいたいがために一族殺しのイタチという復讐の対象を創った。
今私が勝手に言ってしまったらイタチの苦労が水の泡になってしまうかもしれない。
 「それと、もし帰る気になったら早めに言って」
手遅れになるその前に。
 「…あぁ」

さてナルトに何て言おうか。
まぁ、後で考えよう。
 「サチ…」
 「ん?」
 「今の時間空いてるか?」
 「空いているといえば空いてるけど空いてないといえば空いてない・・・何で?…まさか、デェト!?v」
 「違ぇよ!!・・・久々に修業でもどうだ?」
修業…修業?
 「是非!!」
 「決まりだな」
…これといってすることないし、少しくらいいいよね。
私は先をゆくサスケの後を追った。

引き連れられて到着したのは当然の如く森だった。
 「定番だね」
 「まぁな…何すんだ?」
 「え?私任せかよ!?」
 「あぁ…ちなみに納豆にクナイぶっ刺すのは飽きたからな」
 「・・・」
なっとう…まじでサスケあ憶測150`の納豆にクナイぶっ刺す修業やってたんだ。
軽く尊敬するよ。

 「・・・」
でも、私に任されてもね。
サスケは写輪眼持ってるからな…
その動態視力をもっと向上させるには・・・

 「…とりあえず組み手でもしようか」
思いつかない。
まぁ、前みたいに適当に対処すればいっか。
 「あぁ」
サスケも納得したことだしね。

私は懐からマヨネーズを取り出し、近くにある岩に置いた。
前回のように中身が飛散してしまったら困るので。

 「んじゃ、逝くよ?」
 「あぁ」
その後、私達は組み手をし、忍術合戦をし、挙句の果てには何でもないような会話で盛り上がった。

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あきゅろす。
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