黒白ﾉ風
271 理由
「・・・調度いい機会だからピンクの小娘を始末しようと思ってな」
「うぁ…」
なんてことを考えていらっしゃるんだこの子は！
「サクラは私の友達だから殺しちゃ駄目だよ！」
「あ？誰を殺そうが殺すまいが俺の勝手だろうが・・・」
「・・・」
「…まぁ、お前がそう言うならしょうがねぇな」
サソリはしぶしぶといった感じであろうか。
「さっすが！分かってるぅv」
「後で何されるか分かったもんじゃねたぇ…」
…おい、何もしねぇよ。
「で、どうなってんだ？」
「…え？」
「橋の上はどうなってんだって聞いてんだよ」
「んなきつく言わなくてもいいじゃーんv」
「さっさと言えよ」
「・・・サソリの変わりにヤマトっていう人が変化して大蛇丸のスパイ…カブトと会話してると思う」
「フン…じゃあ行くか」
・・・行く？
橋に？
ナルトとかがいるのに？
…今行ったらサソリがまた危険な目にあうかもしれない…
「・・・行かないで」
「は？ここじゃあ会話聞こえねぇだろうが」
「聞こえるようにするし」
私はチャクラを練り、印を組んだ。
…えーと。
申、未、丑、卯…
これでよかったっけ？
「ほっ、と。聴周結果！」
最後らへんの印が曖昧だったが、何とか組み終えた。
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