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こんな恋は良くない

良くねーだろ

何故ならば今、名前の体はサソリさんである。
確かにたまにはデイダラとの任務も良いじゃないかと言ったのは自分だが、自分の体を好き勝手に動かされるのは良くない。

ましてや自分の目に届かない範囲でなんて。


「デイダラで良かったなって言ったじゃないですか、サソリさん!」
「ああ、言ったがそれがどうしてこうなるんだテメー」


「こうなるのも無理ないですよサソリさん」

サソリさんは、デイダラに助けて貰って良かったなと言ったのだから。
デイダラが良いんだろなんて言ったんだと受け止めても無理はない。


「そういう事なんで」

名前とデイダラの任務に終止符が打たれる事は無かった

例え待っていようとも、戻ってくる事も無いのかもしれない。


「ああ、そうか」

好きにしろよ。と言いたいところではあるが既に好き勝手している。
はじめはそんなあいつが核を勝手に壊すんじゃないかと気が気ではなかった。
けれど今、サソリは確信した



「やっぱり良くねーな、デイダラの野郎」


気が気じゃないのは恋してるからなんです。

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