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良いのに、良くない

とにもかくにも核は無事だ。
それだけが何ともないなら良いではないか。
あいつとしても良かったはずだ


「良かったじゃねーか。デイダラに守ってもらったんだろ」


確かにデイダラで良かった。サソリさんと任務に行けば、私の体がサソリさんなのを利用して画期的な苦痛を与えるのだから

デイダラとの任務で良かった、はずなのに。


「サソリさんは、それで良かったと思うんですね」

「ああ?」

サソリさんは死ななくて良かったなという意味で良かったなと言った。
何故ならば今、私はサソリさんの体をしているのだから。つまり核の無事は、私の無事にも繋がる。

確かに良かった、はずなのに。



「デイダラに守られて良かったなって思うんですね」


そんなの良い訳がない。
サソリさんは死ななくて良かったなと言ったけれど、デイダラに守られて良かったなと聞こえた。


「何が言いてーんだ」


「もう良いです。そんなに良かったなって思うならこれからはデイダラと行きますから」



サソリさんが良いのに。

サソリさんは、デイダラが良いんだろと言った

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