馬鹿ばっかり
「あなたサソリじゃないわね」
あれもうバレてた。
「え!小南さん何を根拠にそんな事言っちゃってんですか証拠も無いのに止して下さいコナンさん!」
「………………。」
小南さん無言で私に指さして「証拠はそれよ」と言った。まるで真犯人に指さす探偵のようだ
「どれですか小南さん」
「だからそれよ。サソリなら、そんな言葉で喋らないわ」
「…………………。」
そりゃバレますよね。今まで言葉使いに関して誰一人、触れなかったのが不思議だもの。
「最近おかしいわ、サソリも名前も。まさかあなた達」
体が入れ代わってるなんて、ふざけた事になってるんでしょと小南さん言い切った。
さすが小南さん。
全てを見透かしている。
「あ、あの、こ、小南さん」
「平気よ名前。あなた達がそうなっているのは私とゼツとイタチと鬼鮫と角都くらいしか知らないわ」
結構バレてる
「バレている人間とバレていない人間の共通点、あなたに分かるかしら」
「………?」
どこが平気なんですかと聞いてみたら小南さん、これだと言わんばかりに言い出した。
一体何なんだ、全く分からないぞ。
「やっぱりあなた馬鹿ね。正解を教えてあげるわ」
小南さん、とても自信満々に教えてくれた。
空気の読める馬鹿と、空気の読めない馬鹿に分かれているのだと。
みんな共通しちゃってるじゃないですか馬鹿で
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