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やるべき事をやりましょう


「………っおい、」

「どうしましたサソリさん」




「……目は開けねーと言ったが何もしねーとは言ってねーよな」

「………!」


どうしよう

サソリさんが私の裸体に何かするつもりだ。
何度も言うがけして口には出来ない、何故ならば今、裸体になって目を閉じている私はサソリさん
その裸体をしっかり見ながら体を洗ってあげてるサソリさんがなのだから。
従って何かするつもりだと言い出したのは、サソリさん。
こんなにドキドキする事は他にない。



「え、あ、あのナニするつもりなんですか私の裸に」

「ナニもしねーよ。自分で体洗うだけだテメーはもう触んな俺に


私の体なんですが

あくまでサソリさんの物にしたいらしいです。こんなにドキドキする事は他にない。


「駄目です私の体なんですから」

「……っ」

そう言うとサソリさん、何も言わなくなった。


「や…っや、め…ろ」

と思ったらやっぱりやめろって言い出した。
何だかとても色っぽい声で。
あくまでその声は私の物だけれど、あくまで中身はサソリさん。

こんなにドキドキする事はない



「え、やめて欲しいんですかサソリさん」

「あ、当たり前…だ」

「ならやめようかな〜どうしましょう」


やめるわけがない
いや、やめられない。
こんなに色っぽいサソリさんを前にして止めるだなんて、財布を溝に落とすようなものだ。


「サッサとやめろ自分でやる」

けれど裏を返せば私の体も中身はサソリさんだ。
サソリさんに体を洗ってもらうのも悪くはない。




究極の選択ってやつ。

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あきゅろす。
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