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黒子のバスケ(主:黄瀬、高尾他キセキ予定)
I will be there for you.―高尾夢(本当の後編)

あらすじ:俺は馬鹿でした。



(寝てる…)

息を切らして教室に飛び込んで見れば夕日をバックに
机のノートを枕よろしくすやすやと眠っているのが見えた。

起こさない様にゆっくり近づく。
顔見たらなんかほっとするな。




「た、かお…」

やべっ何この人俺の夢とか見てんの?


漫画みてー!って普段ならおちゃらけるトコだけど

好きな相手に言われちゃーただただ愛しさしか残らない。

おおう俺かなり紫騎ちゃんの事好きだわ。今わかった。
本当遅いけどな。



「よいしょっと」
椅子を自分の席から取ってきて正面に座る。


「おーい紫騎ちゃん?」
ぴくりと手が動いた気がする。

気のせい?まーどっちでもいいや。



「これれんしゅーな。えっとー」


俺さ、何で昨日紫騎ちゃんにあんなことしたのか
考えてたわけ。

…で

「俺のモットーは」

好きな子以外には手ー出さない。


「ということでっす。…まだ寝てる?」
反応は返ってこない。



「ふむ。引き続き練習しよっかナー?」

キスの練習ですけどね?とか言いながらそっと
近づいていく―と


「お、起きてるからっ」
がばっと身を起こした。

やっぱりか。


「なんとなく予感してました〜でもそこは王子からの
口づけで目覚めるのがセオリーじゃないの?」

「ざっ残念ながら王子不在ですのでっ!」
「目の前いるじゃん」

「……ノーコメント。」

「俺のれんしゅー話は聞いてたってことでいいの?」
「……いちおー」

あれ。何か沈んでいらっしゃる…?


「き、き昨日といいそんな態度されたら、まるで
私のこと…って錯覚するからやめて、よ」
「好きよ?」

「っ…!?」

まっすぐ見つめて、伝える。
彼女は顔を赤くしてあわあわしてる。


「し、知らない聞こえない」
「ええー何それ照れ隠し?」

「マイちゃんはどこいったのよ」
「いつの間にか俺の頭ん中紫騎ちゃんでいっぱい」

「うわ恥ずかしい!さらっと言わないで下さい…」
「だってほんとーだもんしょうがねぇべ?」

「……本当?」
「本当」

「……何か、…まだ、夢みたい」
「あー紫騎ちゃん俺の名前呟いてたよ」

「嘘っそれは嘘だよ!絶対ない!」


それって
俺のこと夢に見る位好きなわけじゃないんだからね!
っていうツンデレ?


「いやほんとほんと。無意識?」
「う、……ん。その時は完全に寝てた。」

起きたのは俺が彼女の向かいに座ってからだそうだ。


「かあいいなぁ。」
「からかわないでっ」

「本心なの」
「うぅ何で高尾なんだろ私。意味不明」

「ひどっヤメテ高尾ちゃんのライフはもう0よっ!」


「…ふふっ」
「ははっやっぱいいわぁ」
「ん?」

「俺紫騎ちゃん超好き!」
「切り替え早い…」

「んー?そうかな前から実は気になってたっぽいんだけど」
「えっ」

「一年の時から」
「えっえっ?」

「まあその話は今は置いといて」
(知りたいんですけど)


「ど?今からでも遅くないスか?」
「え?」
「彼氏候補」
「……。ど、どうでしょー?」

顔を真っ赤にして目線を逸らすとか、
もうわざととしか思えない。



「…嘘。夢に見ちゃう位何だからまだ、
…相当好きなんじゃない?」


たぶんねって彼女は最高の笑顔で微笑んだ。
俺キュン死させる気?














「おっはよー彼氏の高尾ちゃんでーすっ☆」

愛しい彼女と友人にいつも通り?挨拶すると



「ちょ、ちょっと!」

予想通りの反応をくれた紫騎ちゃんと

「てか今更?」


「「えっ?」」

予想外の反応をする彼女のお友達。


「最初からラブラブだったっしょ」
「…いやそんなことはないよ!」

「ハァ!?いつも見せつけられてたっつーの!ねえ?」
「そーそー別に驚かないよねー」


そーなのか?

「特にアンタは紫騎のこと超好きだったじゃん」

「「え!?」」


「夫婦漫才とか言ってべたべたして他の男寄せ付けない
ようにしてた癖に隣のクラスのマイと付き合ってると
聞いた時はイラッと来たね。消えろ的な意味で!」


「知子ちゃん、その辺で…」

「意外と辛辣ッスね。でも何も言えねー」

彼女にはあの後電話で謝罪した。
途中で電話切られたけど…まあ俺が悪いよな。


「でも、その分うんと紫騎ちゃん大事にする」
「なら許す」

「付き合う許可貰う彼氏と母親みたいな流れ…?」


「ファンが攻撃ーとかあったらちゃんと守りなさいよ」
「わかってます」

「??ふぁん?いたの高尾に」
「アンタは黙ってなさい」
「…すみません」


「なぁなぁ紫騎ちゃん」
「うん?」


俺はいつか大切な人に言ってみたいと一時的な
盛り上がりのままマーカーを引いた英文を彼女に伝える。

「I will be there for you!」


英語の授業で最近出てきた文章なので
すぐに彼女はぴんときたらしく


「…はいはい」
くすりと笑ったのでした。





(今日から一緒に帰ろー)
(うんっ)



1300617

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あとパス(あとがき)


説明?

マイちゃん…適当。後で
(やべっ堀北マイちゃん無意識に使ってた?!)
後の祭り+まーいっか別人別人。


高尾「一年の時から気になってた」
訳:最初は別にどうとも思ってなかったけど
たまたま見かけた時、友達のさりゲない気遣いとか
笑顔が可愛かった。

その程度です。



I will be there for you.
=ずっと貴方の傍にいます。


作業中BGM:高尾以下略

日記にも書きますが、リボーン放っておいて
黒バス乙女ゲーム企画を一人で進行中。また
リボーンみたいに放置しちゃダメだと思うので
出来てから大々的に宣伝したいっす。

高尾シナリオは8割出来たのだよ!
他は全然だけども…




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あきゅろす。
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