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ずっと見てます!



「か、加具山さん…!
俺は好き!加具山さんのこと誰よりもわかってます!」

部室で練習が終わったあと、手を掴まれいきなり榛名が言い出した。

「…榛名」

急いで周り見回したけど、誰もいないことに安心して。
なんかびっくりするし、照れる。

「加具山さんが朝パン食べて、その後トイレに行っていっつも10分くらい入りますよね?それと、トイレットペーパーはあそこの店で買ったやつですよね」
「・・・うん」
「よかったー。間違ってたかと思ってました!」
「ん?・・・どっからそんなこと聞いた」

おかしい。
誰にもそんなこと話さないし、榛名とうちの両親はまだ会ってないはずだ。

「聞いたんじゃないっす」

にかっと笑い

「は」
「見てるんっすよ」


こいつなに・・・え?


「榛名…」

ぷるぷると手が震え、抑えておかないと殴りそう。

「はい?」
「キモイ!!!!」





ずっと見てます!

(加具山さんひどっ!)
(てか、お前はどっから覗いてんだ!!)
(秘密っす)
(榛名あああああっ!!)




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