勘違いに
「ねえ、加具山さん」
「ん」
「俺、加具山さんにあう指輪見つけたんっすよ」
「は」
榛名のいきなり言い出したことについてけない
てか、なに？指輪ってなに？
それってー・・・
「榛名、俺ら恋人とかじゃないんだからさー」
「え？恋人じゃないんっすか」
・・・
「告白とか聞いてない！」
「俺言いました！」
「いつ！？どこで！？なんで！？」
パニックだ
この状況、さっきまで後輩だと思ってたのに！？
どうなってる？
「１ヶ月前に部室で、付き合って下さいって。俺、好きとも言ったすけど」
「えーと・・・は」
「あのーもしかして覚えてないんっすか？」
「・・・あ！？思い出した！
あれコンビニまで付き合ってって言ってるのかと思ってた」
だって俺、男だし。
予想も付かないってか付かなかった
うん、これどうなるんだろ
既に榛名のが呆れてる表情だ
「ごめん！榛名！許して！」
とりあえず謝るしかない
これは相当、榛名に悪いことをしたと思う
だって告白したのに、違う風にとらえられてたなんて
俺だって泣きたい
どうする！？俺？
勘違いに気がついて
（あーもうわかんない）
（加具山さん、付き合っちゃいましょう！）
（は）
（手っ取り早いっす）
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