短編 雷(さこ団) ピカッ‥‥‥ ゴロゴロゴロゴロ‥‥ ザーザーザーザー‥‥‥ 「すごい天気だな。」 「そっ、そうですね;;」 「こんだけ雨が降れば明日は薬草の水やりをしなくて済みそうだな。」 「そうですねっ!!;;;」 「‥‥‥団蔵?」 「はいっ!?何でしょうか?」 「お前‥どこか具合でも悪いのか?何か変だぞ。」 「そんな、どこも悪くないですよ〜!! 普通ですよ普通!!!!」 「ふーん‥。」 いやいやいや、普通じゃない。 もともと変だが今日はさらに変だ。 ひょっとして‥ ピカッ!!!!!ゴロゴロ‥ ΣΣΣびくっ!!; ピーン☆ ははーん、そういうことか。 「どかーーん!!!!!!!!☆☆」 「うわあぁあぁああ゙っ!!;」 「ぷっ、あはははははは!!! 驚きすぎ〜!!!!!!笑」 「何するんだバカーっ!!;」 予想的中♪ 団蔵は雷が苦手な様子。 こんなおいしい弄りネタ他にないでしょー!! 「いや〜、ナイスリアクションだったぞ! 雷が怖いなんて団蔵君可愛いね〜☆」 「うるさいなっ///// もう!!放っといてよ!!!」 放っといていいのか? ゴロゴロゴロ‥!!! ドカーーーーン!!!!!!!!! 「ひゃああああああっ!!!;」 がしっ!!! 何が放っといてだよ。 自分から抱きついてきてんじゃねーか(笑) 「生意気な団蔵にも一つくらい可愛いところがあるんだな〜。」 「バカにするなぁ‥っ///」 「してないって。 別にいいじゃん。雷が苦手なくらい。」 「だって‥カッコ悪い。」 そんなことねーよ。 むしろ僕的にはかなりツボなんだけど。 雷なんて特に意識したこともないけど、 こんな団蔵が見れるなら悪くないかもな。 ゴロゴロゴロゴロ‥ 「ふぇ〜ん‥‥先輩ぃ‥;」 「あーはいはい。」 さらにぎゅ〜っとしがみついてくる。 ビビってる団蔵には申し訳ないけど、 僕はもう少し怖がる君を堪能しようと思う。 ‥‥‥僕ってSなのかな。 せめてもの慰めとして、 僕は団蔵の頭を優しく撫でてあげた。 [*前へ][次へ#] [戻る] |