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触手クリ責め小説
2
このスライムはあかりが河原で一週間ほど前に拾ったのだ。

あかりが川の浅瀬になにかキラキラと光るものがあると思って見てみると、そこにスライムはいた。

あかりがつん、とつついてみるとプルプルと震えながらその指に触手を伸ばしてきたのだ。

最初こそ驚いたが、スライムはその時はとても弱っていたのだ。伸ばしてきた触手も、あかりの指先にすこしだけ触れると力尽きたかのようにパタリと地面に落ちてしまった。

この生き物が死んでしまう!と思った心優しいあかりは、ビニール袋に入れて家に連れて帰ってきたのだ。

見つけたときはドロドロとした液体のようになってしまっていたのだが、あかりが綺麗な水に移し替えてやると、すこしずつ元気になったのか、今では綺麗な球体にまとまってプルプルと活発に動き回っている。



「ねえ〜、元気になったのはいいんだけどさ、何か食べないとだめだよ。エサはなんなんだろう…」

あかりは指先に触手を吸い付かせているあおくんを見ながらつぶやいた。

拾ってからというもの、あかりはあおくんが何か食べているのを見ていないのだ。

川辺にいたので水の中にあるものを食べているのだろうと、まずは砂と小石を金魚鉢の底に敷いて、水草を植えてみた。
だがあおくんは水草と一緒にゆらゆらと揺れるだけで、水草は少しも減る様子がない。

ならば魚をとって食べているとかと、学校の理科室からメダカを数匹拝借してきて、あおくんの金魚鉢に入れてみた。
だがあおくんは突然入ってきた数匹のメダカに触手を伸ばしたと思ったら、パシャンッと跳ねたメダカに驚いたように触手を引っ込め、怯えるように金魚鉢の底の隅にへばりついて、プルプルと震えるようになってしまった。

あまりの怯えようでかわいそうだったし、食べさせるために連れてきたメダカもかわいそうだったので、メダカは次の日に理科室に戻した。

その他にはメダカのエサ、鳥肉、レタスやトマトなどの野菜、お米など、いろいろあげてはみるのだが、あおくんは興味は示すのだが食べる様子はない。


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あきゅろす。
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