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復活BLDSS

 




「ん、ぅ…」

あのあと、名前は絶頂と共に意識を失い、眼を覚ました時には外はすっかり暗くなっていた。
そっと辺りを見渡せば、そこは半年ぶりにゆっくりと見た応接室。
まだ覚めきらない頭を錯覚させると、先ほどの行為を思い出して、一気に眼が覚めた。

「っ…」

いきなり起き上がった為か、腰に激痛が走る。
鋭い痛みに眉を潜めると、そのまま体をソファに戻した。

「起きた?」

「ぁ…ヒバリ、さん」

ふと掛けられた低い声。
そっちに眼を向ければ、壁にもたれ掛かってこちらを見る雲雀の姿があった。

「起きたなら帰るよ」

「え?」

「もう八時過ぎてるしね」

雲雀に言われて時計を見れば、針は八時過ぎを指している。
慌てて立ち上がれば、腰の痛さに上手く歩けなかった。

「ほら」

名前が困っていると、雲雀の手がさっと差し出される。
それに一瞬驚くが、名前は素直に雲雀の手に捕まった。

「今日は家においで」

「ぇ?…はい」

雲雀の家に誘われたのなんて初めてで、名前は一瞬驚いた顔をみせる。
でも、すぐに嬉しさが込み上げてきて、頬を綻ばせて頷いた。

END



*あとがき*
最後まで読んでくれてありがとうございます。
SSなのに完成するのに何ヵ月もかかってしまいました…。

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2011/12/08

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