復活BLDSS
7
「ん、ぅ…」
あのあと、名前は絶頂と共に意識を失い、眼を覚ました時には外はすっかり暗くなっていた。
そっと辺りを見渡せば、そこは半年ぶりにゆっくりと見た応接室。
まだ覚めきらない頭を錯覚させると、先ほどの行為を思い出して、一気に眼が覚めた。
「っ…」
いきなり起き上がった為か、腰に激痛が走る。
鋭い痛みに眉を潜めると、そのまま体をソファに戻した。
「起きた?」
「ぁ…ヒバリ、さん」
ふと掛けられた低い声。
そっちに眼を向ければ、壁にもたれ掛かってこちらを見る雲雀の姿があった。
「起きたなら帰るよ」
「え?」
「もう八時過ぎてるしね」
雲雀に言われて時計を見れば、針は八時過ぎを指している。
慌てて立ち上がれば、腰の痛さに上手く歩けなかった。
「ほら」
名前が困っていると、雲雀の手がさっと差し出される。
それに一瞬驚くが、名前は素直に雲雀の手に捕まった。
「今日は家においで」
「ぇ?…はい」
雲雀の家に誘われたのなんて初めてで、名前は一瞬驚いた顔をみせる。
でも、すぐに嬉しさが込み上げてきて、頬を綻ばせて頷いた。
END
*あとがき*
最後まで読んでくれてありがとうございます。
SSなのに完成するのに何ヵ月もかかってしまいました…。
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2011/12/08
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