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復活BLDSS

 
「やっぱり…彼女居るんじゃないですか。あれは…僕の見間違いなんじゃないかって…期待してた自分がバカみたい。でも、それが普通なんですよね。女の子と付き合ってるヒバリさんが普通なんです。おかしいのは僕――」

「それ以上言ったら怒るよ」

名前の言葉を遮るように発せられた雲雀の声は、どこか怒りを含んでいて、名前は小さく肩を震わせた。
こんな雲雀、今まで見たことがない。

「僕は彼女なんて居ない。あの子には前から何度か好きだと言われていたんだ。でも、僕は彼女の気持ちに応えるつもりはなかった。だから、ずっと断っていたんだ。あの日も告白されて断った。だけど、いつもなら諦めて帰るのに、あの日はいきなりキスしてきたんだ」

淡々と紡がれる雲雀の言葉を、名前は黙って聞いていた。
キスされたことは事実らしいが、彼女じゃない、と言われて安心してしまう。

「それに…僕が好きなのは名前だから」

「ぇ?……嘘」

突然の告白は名前を驚かせるには十分すぎた。

「僕は嘘が嫌いだ。それにさっき言ったでしょ? 君は僕のものでいればいいって。ずっと名前が好きだったんだ。もう我慢する気はないよ」

「ヒバリさん…。僕も…もう我慢しないですよ?」

「いいよ。それより、さっきの言葉、早く撤回してよ。好きだった、じゃなくて、こういう時はなんて言うんだっけ?」

「ぁ…」

雲雀に言われて、先程の自分の言葉を思い出す。
全てを告げた告白。

でも、名前が伝えなければいけないのは「好きだった」という言葉ではなく――。

「好きです。ずっと、好きなんです」





そっとソファーに押し倒された名前の服は乱され、辛うじて身に纏っている状態だった。
その体にはいくつもの赤い跡。

また別の場所へと口づける雲雀。
そこに新たな赤い跡がつけられていく。

「っ、ん…」

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