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庭球BLSS

 
「ふ、ぁ…やぁ…」

「どうした? 何が言いたいのか、ちゃんと言葉にしろ」

「ぅ、んぅ…そん、な…」

「なら、自分でシてみせろ」

「え?」

一瞬、彼が何を言っているのかわからなかった。
自分でシてみろ──つまり、リョーマに自慰行為をしろと言っているのだ。
いくらなんでも、リョーマにそんなことをできるわけもなく、否定した。

「無理、です…」

「困ったな。それじゃ、俺は何もできないぞ」

「や、やだ…。ちゃんと、言うから、お願いします…」

自慰をするよりも恥ずかしい言葉を言わされる方がマシだ。

「いや、それはもういい。越前、自分でシろ。でないと、俺は何もしない」

「そんな…」

あくまでもリョーマに自慰をさせたい手塚は、どうやら本当に何もする気はないらしい。
こうなったら、リョーマに選択肢など一つしかなかった。
自慰をして、さらにそれを手塚に見られるのなんて恥ずかしいが、このまま何もされないのは耐えられない。
体が手塚の熱を求めているのだ。

昂りに自らの指を絡ませ、上下に扱いていく。
先端から垂れた先走りのおかげで滑りが良くなっていた。

「後ろも触ってみろ」

リョーマは言われるがまま、自らの窄まりに指を這わせていく。
入り口を指の腹で撫で、中に指を一本埋めた。
窄まりまで垂れた先走りのおかげで、指はスムーズに奥まで入っていく。

「く、ぅ…ン」

「まだ指を一本入れただけなのに、もうこんなに反応して…」

昂りに添えられたリョーマの手の上から自らのそれを重ね合わせ、そのまま昂りを扱きあげた。

「あっ、ン…ぶ、ちょ…ダメ…」

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