庭球BLSS
3
「ふ、ぁ…やぁ…」
「どうした? 何が言いたいのか、ちゃんと言葉にしろ」
「ぅ、んぅ…そん、な…」
「なら、自分でシてみせろ」
「え?」
一瞬、彼が何を言っているのかわからなかった。
自分でシてみろ──つまり、リョーマに自慰行為をしろと言っているのだ。
いくらなんでも、リョーマにそんなことをできるわけもなく、否定した。
「無理、です…」
「困ったな。それじゃ、俺は何もできないぞ」
「や、やだ…。ちゃんと、言うから、お願いします…」
自慰をするよりも恥ずかしい言葉を言わされる方がマシだ。
「いや、それはもういい。越前、自分でシろ。でないと、俺は何もしない」
「そんな…」
あくまでもリョーマに自慰をさせたい手塚は、どうやら本当に何もする気はないらしい。
こうなったら、リョーマに選択肢など一つしかなかった。
自慰をして、さらにそれを手塚に見られるのなんて恥ずかしいが、このまま何もされないのは耐えられない。
体が手塚の熱を求めているのだ。
昂りに自らの指を絡ませ、上下に扱いていく。
先端から垂れた先走りのおかげで滑りが良くなっていた。
「後ろも触ってみろ」
リョーマは言われるがまま、自らの窄まりに指を這わせていく。
入り口を指の腹で撫で、中に指を一本埋めた。
窄まりまで垂れた先走りのおかげで、指はスムーズに奥まで入っていく。
「く、ぅ…ン」
「まだ指を一本入れただけなのに、もうこんなに反応して…」
昂りに添えられたリョーマの手の上から自らのそれを重ね合わせ、そのまま昂りを扱きあげた。
「あっ、ン…ぶ、ちょ…ダメ…」
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