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庭球BLSS

 
「部長…」

「越前、もう硬くなっているぞ」

ズボンの上から、立ち上がった性器を撫で上げる。
それがなんだかもどかしくて、リョーマは自ら腰を擦り付けていた。

「ン、ぅ…」

「どうした? 自分から腰を擦り付けるなんて、普段クールな越前らしくないな」

鼻で笑いながら言われ、己の醜態にカァッと耳まで赤く染める。
こんな淫らな姿を見られたくないと思うが、腰の動きは止められなかった。
昂った性器が疼き、直接触れてほしい、と訴える。

「ぁ…ふ…も、う…」

「ん? もう、なんだ?」

わかっていながら訊いてくる辺りが少々憎らしかった。
その姿は普段の手塚を知る人物が見たら、きっと驚いて声も出ないだろう。
現にリョーマだって最初はそのギャップに驚かされたのだから。

「下も…触って、ください…」

もうリョーマの中に、恥ずかしいなんて言ってられる余裕はなかった。
ただ彼を感じたい。
それしか考えられなくなっていた。

リョーマのズボンに手を掛け、下着ごと剥ぎ取る。
その下から現れた性器は大きく昂り、天を仰いでいた。
外気に晒されたそれを手塚の手が包み込む。
そのまま上下に軽く扱いていった。

「ぅ、ぁ…ン、ふ…」

だんだん激しくなる手の動き。
リョーマの性器の先端からは先走りがだらだらと溢れだし、手塚の手を汚していった。

「ぶ、ちょ…も…」

「イきそうか?」

耳に唇を寄せられ、体の奥がビクンと震える。
それだけでも達してしまいそうで、リョーマは何度も首を縦に振った。
これで熱を解放できる。

だが、手塚はリョーマを絶頂へ導くどころか、頷くのを確認したあと、手を離してしまった。
突然の喪失感にリョーマは切な声をあげる。

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