支部 
【とうらぶ】【雅に茶を飲みたい】2
362 抹茶
石切丸が、あれだけ熱心にいろいろ教えてくれるから、みんな知ってるものかと思ってたけど、違うんだな。

あ、そうそう。
午後は2人目の審神者部屋で見つけた呪詛のお焚げを行った。
そんな中で鯰尾から1人目の審神者がここから出ていった時のことを聞けたから、上げておくな。


363 名無しの審神者
鯰尾か、昨日遊んで以来か


364 名無しの審神者
あ、そっか。鯰尾も1振り目なんだよな…


365 抹茶
2人目の審神者部屋で鶴丸と話している時に来たのは、鯰尾と骨喰だったらしくて、鶴丸から俺のことを聞いたって言ってた。
…鶴丸は1人目の審神者が生きてるって話はしなかったみたい。

鯰「鶴丸さんに聞きましたよ。ここにいた審神者のことを調べてるって。
 俺も一応この本丸では数少ない1振り目ですし、お答え出来ることならお答えしますよ?」
俺「まじか。ありがたい!
 …あー、じゃぁ、鯰尾は1人目の審神者のこと、どう思ってた?」
鯰「…俺、この本丸に顕現されたのが5年前なんですよね。
 顕現された時は主は顔を晒してたんですけど、1、2年して顔を布面で隠し始めた。
 その頃から部屋に籠りがちになって、俺達とは関わらなくなって…。
 遊んでくれない、話も聞いてくれない、傍によることさえ許されない。
 そんなんだったら、彼が主でいる必要は無いって思ってましたかね。…いや、今でも思ってるけど」
俺「…鯰尾は1人目の審神者が嫌いだったのか?」
鯰「別に嫌ってないですよ。…いや、審神者としては嫌いだったかな…。
 審神者としての職務を放棄した人ですから…あの人は」
俺「そうか…」
鯰「まぁ、あの人はそれを分かった上で、そういう態度をとって、俺達に次の審神者を選ばせたんですよ。
 あの人程、性悪な人は中々いないんじゃないかな」
俺「性悪…ww」
思わず笑ったよな。


366 名無しの審神者
鶴丸と鯰尾の話の温度差、めっちゃ激しいなww


367 名無しの審神者
鶴丸は自分を責めまくってたのに、鯰尾は受け入れてる感じだな。


368 抹茶
鯰「そういや、この本丸が引き継がれて、霊力が変わったところまでは話したって鶴丸さんから聞いたんですけど、合ってます?」
俺「え?あぁ、うん。鶴丸が審神者を投げ飛ばしたって聞いた」
鯰「あはは、そうそう。投げたんですよねー。びっくりしたなぁ…あれは」
俺「鯰尾はその場に居たんだな」
鯰「えぇ。…あの後すぐに燭台切さんがやって来たんですよ」
俺「…燭台切が…」
燭台切は最後まで審神者の引き継ぎには反対だったはずだから、その時にどんな反応をしたのか気になった。

鯰「顔は真っ青で、取り乱してて、あの人を抱き起こして何度も“主”って呼びかけてました。
 そんな燭台切さんにあの人は笑いかけて、『腰が抜けて立てないから、ゲートまで連れていってくれ』って燭台切さんにお願いしてました。
 燭台切さんは『前田が帰ってくるまで待とう』って、何度もお願いしてましたけど、あの人は『光忠』って一言…。
 燭台切さんはそれで黙ってしまって…。
 あの時は、なんであんなに取り乱してたのか、全然分からなかったけど、今思えば、あの人はもう立ち上がることすら出来なかったんですよね…」
俺「その後はどうなったんだ…?」
鯰「少し躊躇ってましたけど、燭台切さんはあの人を抱き上げてゲートまで運んで、主だけを現世に送り返したんです」
俺「…前田には会えたのか?」
鯰「いいえ。その件があってから1時間後に前田は帰還しました」
俺「…それは…」
鯰「えぇ。前田は酷く取り乱してましたよ。
 宥めようとするいち兄の手も振り払って、審神者部屋に走っていきました。
 その間も主君、主君って何度も呼び続けていて…。
 審神者部屋では燭台切さんと2人で泣いていました。
 2人の泣き声は部屋の外にまで響いてきて…あの時ばかりは流石に罪悪感が湧きましたね…」
俺「…2人はその後どうしたんだ?」
鯰「数日したら審神者部屋から出てきましたよ。
 ただ、審神者部屋にいた間はずっと泣いてたんじゃないかな…。
 離れにこもる前に見た前田の両目は、真っ赤に腫れてたから…」
俺「っ?!前田は1人目の審神者がいなくなった時に離れに篭ったのか?!
 え、じゃ、燭台切は…?」
鯰「あれ?聞いてないんですか?
前田は審神者部屋から全ての荷物を離れに持って行って、そこで消滅を望んだんです。
 自分を顕現している霊力が切れて刀に戻ったら、そのまま離れごと焼き払ってほしいって。
 ちなみにそのお願いは、こんのすけを仲介して、2人目の審神者に依頼してましたよ。
 彼女は最初渋りましたけど、長谷部さんから好きなようにさせてやって欲しい、という進言を受けて承諾しました。
 燭台切さんは2人目の主に従いましたけど、関わらないように避けてましたよ。厨にこもることも多かったですね」
俺「そうだったんだ…」
鯰「少しして、別の前田が顕現されて…まぁそっちとはそれなりに仲良くやってましたよ」

俺、2人目の審神者が切られた後に離れに行ったと思ってたんだけど、よく考えたら違うよな。


369 名無しの審神者
そうだよな…。
うーん?俺もちょっと混乱してるぞ?
時系列を並べたいな。。。


370 名無しの審神者
勘違いは誰にでもあるよ(´・ω・`)ノ どんまい


371 名無しの審神者
じゃぁ、鶴丸が言ってた前田が来たっていうのは、離れにいるはずだった前田が本丸の屋敷にやって来たって意味か?!
うわ、俺も勘違いしてた…(゜∀゜;)


372 名無しの審神者
…確かに、1人目の審神者の霊力が切れるまでって言ってたし、食事も取ってなかった…。
けど、燭台切も他の刀剣達も半年も関わらなかった様な、そんな素振りは無かった…よな?
あー…くそ、頭回ってないな


373 オカン109
考えてみれば、前田は最初から2人目の審神者に従っちゃいない。
半年経っても霊力が切れてないことを考えると、霊力が切れづらい状況にいたってことだ。

刀剣が半年も飲まず食わずで顕現し続けられるとは思えない…
いや、どのくらいで刀に戻ってしまうのかは分からないが。


374 抹茶
俺と同じように勘違いしてた人多くて、ホッとした!(笑)

鯰尾は前田が離れに閉じこもってる間、何をしてたのかは知らないって。

離れに戻ってから前田に聞いてみたんだけど。
寝ていて、気づいたら半年も過ぎてたって言ってた。

…それで、前田と話したんだけど…な…。


375 名無しの審神者
言い淀むってことは、何かあったのか…?


376 名無しの審神者
前田…。
どんな気持ちで離れにこもったんだろう…。


377 抹茶
んじゃ、録音してたデータを書き起こしたのを投下する。

前「主は、優しい人でした。優しすぎる人でした。
 病のことを知っていたのは僕と光忠と…宗三さんだけでした。
 主は僕達が顕現された時に“自分はあと半年しか生きられない。ごめんね”と、申し訳なさそうに笑っていました」
俺「顕現された時に…?全員に言ってたのか?」
前「いいえ。初期刀である僕と光忠だけに伝えたんです。
 僕達刀剣は元の持ち主が病や心半ばに亡くなっていることも多いので、僕と光忠の戸惑いの反応を見て、話すことを辞めたんです」
俺「余計な心配はかけたくないってことか…。あれ?なら、なんで宗三が知ってる?」
前「主は日記を付けていたんですが、その日記を見られてしまったんです。
 あと、声に出していませんでしたが、1振り目の今剣も何となく分かっていたと思いますよ。
 主は最初の頃は食事も取れない状態でしたから…」
俺「食事を取れないって…どうしてたんだ?」
前「点滴です。政府から送られてくる荷物から、主は点滴を繋いで生活していたんです。
 …ガラガラと引きずっていた点滴台の音が懐かしい…」

そう言って目を伏せた前田は、きっと当時を思い出していたんだと思う。


378 名無しの審神者
そんな前から宗三は病のことを知ってたんだ…(´;ω;`)

確かに、病気は沖田組が敏感になるよな…。


379 名無しの審神者
前田が燭台切のことを光忠って呼ぶことに、驚きを隠せない。
うちの子は燭台切さんって呼んでるけど…。


380 名無しの審神者
点滴生活してる奴を本丸に連れてきたのかよ…。
しかも余命半年って…本当に幾何もないじゃないか…!


381 抹茶
前田はふと目を開くと俺に微笑んだ。

前「半年も経てば、随分元気になったんです。常人と同じくらいには動き回れてました。
 けれど、就任して6年が経った頃…主は体調を崩し始めました。
 病が体を蝕んでいく感触から、もう余命も残りわずかだと確信したんです。
 悩んだ末、主は病気のことも余命のことも皆には伝えないと決めました」
俺「何で…?」
前「“自分が死ぬと分かれば、刀剣達に動揺と心配を多大に掛けてしまう。
 死んだ後、政府が適当に選んだ審神者がやって来る。
 その審神者と皆が上手くやっていけるかは分からない。
 ならば、見習いを受け入れ、その中から皆が信頼出来るものを選んで欲しい”と。
 “選ぶに当たり、自分の存在は不要なものだ”と布面をして、なるべく部屋から出ないようになりました」
俺「前田はそれを良しとしたのか?」
前「…最初は、みんなに言うべきでは、と思っていましたが…。
 主の容態が酷くになるに連れて、皆には言えないと思い知りました。
 …あの方が咳をして吐血する度に、歩いただけでよろける度に、心配で心配で…笑うのが難しくなって…。
 人の体は不便ですね。
 自由になる手足はあるのに、心一つで主と笑い合うことすら難しくなる。
 元々病を知っていた僕と光忠がそうだったんです。
 他の刀剣達に知らせれば、本丸はお通夜の様になってしまったでしょう。
 だから、主の選択は間違えていなかったと思っています」

俺「…それで、選ばれたのが2人目の審神者か…」
前「はい」
俺「前田と燭台切は2人目の審神者を選ぶことを反対していたと聞いたけど、1人目の審神者の決断を支持していたなら何で2人目の審神者就任に反対したんだ…?」
前「…僕は主と共に現世に着いていくつもりでいた、というのが一つの理由です。
 たとえ数日、数刻の命だったとしても、最期までお傍にいたかった。

 …それに、初期刀である僕が大手を振って支持するのは些か不自然でしょう?
 光忠も主の世話をしているのに、引き継ぎに支持するのは変だということで、僕達2人は反対を表明していたんです。
 まぁ…主は引き継ぎに賛成して、皆と仲良くしてくれと言っていましたけど…。
 …僕達は単純に主以外を主としたくなかったんですよ」

そう苦笑して窓の外を見た前田は、記憶の中の主を見ている様だった。
その顔を見て、前田と燭台切は本当に主のことしか考えて無かったんだなって分かったよ。
長いから一旦切る。


382 名無しの審神者
お互いを想いやってるのに、なんでこんなにやるせないんだろ…


383 名無しの審神者
俺、ここまで刀剣達に想われてるのかな…って思わず口にしたら、
近侍の平野が「最後までお供しますから!」って言ってくれた。

泣いた(´;ω;`)


384 名無しの審神者
…つい、自分に置き換えた時のことを考えちゃう…

自分がもしも1人目の審神者と同じ状態になったとして、
みんなに言うのか言わないのか、
最期の供を連れていくのか連れていかないのか。
引き継ぎの審神者をどう選ぶのか。

…私だったら、みんなに相談すると思うけど、話した後に後悔するかもしれない。
みんなが笑えなくなるくらいなら、話さない方が良かったって…。
そう思うと、1人目の審神者が選んだ道って、自分は辛いけど、刀剣達は幸せだったのかも…。


385 名無しの審神者
>383 (;ω;`)ヾ(´∀`*)ヨシヨシ

>384 それで本当に幸せだったなら、今こんなことになってないだろ。
…まぁ、2人目の審神者がブラックじゃなければ幸せだったのかもしれないが…。


386 名無しの審神者
俺がもし、1人目の審神者だったなら、刀剣達には言えないかもしれない。
みんなが泣く姿なんて見たくないし…。
俺のことを忘れて、笑ってくれるなら、それでも良いかなって思う。


387 抹茶
俺も自分がその状況になったら、どうしようかなって思うけど、考察は後回し。

続き。

俺「引き継ぎの時に何が起きたのか、粗方だけど聞いてきた。
 (屋敷で聞いてきた話を簡単にした)
 前田は審神者が去ってから1時間後に遠征から帰還したと聞いたけど」
前「…えぇ。あの日は久しぶりの遠征を言い渡された日だったんです。
 “たまには兄弟達と遠征にでも行ってきなさい”って。
 “今日は調子が良いから、介助はなくても大丈夫だ”とそう言って送り出されました。
 いつもの調子で微笑んでいて…。
 …主の隠し事などすぐに見抜けたのに、あの日だけは見抜けなかった…」
俺「…遠征から帰ってきた時のこと、聞いても大丈夫か?」
前田は小さく頷いた。
前「…ゲートをくぐって本丸に帰還した時、体に触る霊力が主のものでないことはすぐに分かりました。
 僕が不在の間に、主に何があったのかと酷く混乱しました。
 主の霊力がまるで感じられない本丸は、まるで別空間のようで…。
 その気味悪さを拭うように、僕は本丸まで走りました。
 歩くことすらままならなかったあの方が、どこかで倒れていないか、苦しんではいないか…。そればかりが頭の中を占めていました。
 本丸の屋敷に到着すると、そこにいた見習い審神者と数人の刀剣男士が僕に言ったんです。

 “審神者の引き継ぎは終えた。前田も、もうあの審神者に服従する必要などない”と。

 あの後に、何を口走ったかは覚えてないです。
 ただ、主のことを呼び続けていたような気がします」

前田の目は遠くを見つめてた。
帰ってきた時、迎えてくれるはずだった人がいないってどんな気持ちなのか、俺には経験が無いから分からない。
でも、目の前の前田があまりにも悲しそうで、寂しそうで…。
俺がここの審神者だったなら、前田にこんな顔をさせる前に、死にものぐるいで戻ってきたいと思った。

前「主の部屋に辿り着くと、光忠がいました。
 主の姿はなくて、どこに行ってしまったのかと光忠に泣きついて…。
 主はもう現世に行ってしまったと聞いて、ようやく、主が見習いに引き継ぎを行ったのだと理解できました」
俺「…」
前「理解は出来ましたが、納得など出来ませんでした。
 主君は…僕に別れの言葉すら言わせてくれなかった。
 …いえ、別れの言葉を言うくらいなら意地でも着いていきましたし、着いていけないなら刀解を選んだと思います。
 …それを考えれば、主が僕を置いていったのは、僕を生かすという1番最良の道だったのですが…やっぱり、納得は出来ません」
俺「…一ついいか?今、刀解を選ばないのは何故だ?」

前「主君以外の手で刀解されたくありませんから」

はっきりと笑顔で言われた言葉に、頭を殴られた様な錯覚を覚えた。
刀解も僅かだが霊力を使う。
その僅かな霊力すら前田は嫌ったのだ
食事の件で何となく理解してたのに、俺は芯を理解してなかった。
だから、その笑顔を前に、無性に泣きたくなった…。

前「泣かないで下さい。
 僕はここで主君の思い出と共に眠ることが出来る。それだけで充分なんです。
 むしろ、光忠の方が苦しい道を歩むことになるのですから…」


388 抹茶
俺「燭台切…?」
前「別れの時に、主命を言い渡されたと言っていました。
 “みんなに食事を作ること”。それが光忠がここに残された理由です。
 現世についてくることは許さないと言われたと…」
俺「…前田と違って、消滅も選べないということか」
前「はい。でも、無理はしなくていいとも言われたそうですから、消滅しても主命に逆らったことにはなりませんよ。
 まぁ…主君が僕達にお願いをすることは、とても少なかったので…。
 光忠は最後まで頑張るのでしょうね…」
俺「前田は一緒に頑張れないのか?」
前「…無理ですね」
俺「どうして…!」
前田の目が、静かに闇に落ちていくようなそんな色を滲ませた。

前「僕が、弱かったから…」

俺「弱い…?何が…?」
前「…続きをお話します。
 あの日、僕と光忠は泣きました。
 どのくらい泣いていたか分かりません。ひとしきり泣いて、少し落ち着いた頃に、光忠が主から手紙があるのだと教えてくれました。
 …机の上には、僕と光忠、それぞれに宛てた手紙と、桃が1つ置いてあって…。
 その桃は主君と光忠と3人で植えた、この本丸の唯一の桃の木の果実でした」
長谷部が取るのを手伝ったというあの桃のことだろう。
前「最後の最後で実がなったと…光忠と2人で食べて欲しいと手紙には書かれていました」
俺「食べたのか?」
前「はい。光忠と2人で、分け合って食べました。
 甘くて主の霊力を色濃く感じました。…泣いていたせいで少し塩っぱくも感じましたけどね…。
 …出来るなら、主君と3人で食べたかったな…」

俺「前田…」
前「…すみません。話を戻します。
 僕の手紙には、今までの感謝の気持ちと、これからのこと…出来るならば兄弟と仲良く過ごしてほしい。でも、無理はしないように、と書かれていました。
 僕が選ぶ道ならば、決して否定はしないからと」
俺「その手紙を読んで前田はこの離れに籠ることを決めたのか…?」
前「…いいえ。
 ……主がいなくなってから数日後、僕と光忠はようやく主の部屋から出ました。
 まだまだ気持ちは沈んでいましたが、主の想いに応えたかった…。

 “兄弟と仲良くして欲しい。本丸の皆に笑顔でいて欲しい。”

 主がそれを切望していたのは分かっていましたから…。
 だから、光忠と2人で、今後をどうするべきか、そんな話をしていたように思います。
 …けれど、粟田口の兄弟の顔を見た時、見習いの顔を見た時、僕の中で何かが悲鳴を上げました。

 僕は…この本丸に主君がいないことを受け入れられなかった…。

 “人の記憶は、少なからず色んなことを忘れるものだ”と主君は言いました…。
 …けど、僕は忘れるなんて嫌だった。
 一欠片も忘れたくない…。
 …大好きなんです………あの方のことが…!
 折れるまで使って欲しかった…!
 最期まで主君のお傍にいたかった!

 逝くならば…共に連れて逝って欲しかった…!!」

くしゃりと顔を歪ませて泣き出してしまった前田の背中を、俺は慌ててさすった。

堰を切ったように溢れ出る涙は、止めようとしても止めることは出来なかったみたいだった。
話の途中なのにって、何度も謝られたけど、俺は泣いていいよって前田の背中をさすった。
その内に泣き疲れたのか眠ってしまったんだけど…。
途切れ途切れに「主君」って寝言を言ってるのが、妙に痛々しかった。

気づけば燭台切が俺の夕飯を持って玄関に立ってた。

それで俺は夕飯を食べて、今これを書いているという訳だ。
ちなみに前田はまだ眠ってる。

いやはや…苦しいぜ…。


389 名無しの審神者
前田…(´;ω;`)


390 名無しの審神者
…本当に、前田は主のことが好きだったんだな…。


391 名無しの審神者
1人目の審神者の気持ちも分からなくはないけど、前田には酷だ…

近侍してた大典太が前田のこと抱きしめてる
…そういや、大典太いたのに折れてるんだよな…?その本丸。


392 名無しの審神者
手紙が置いてあったってことは、その日に引き継ぎすることを1人目は決めてたんだな…。
奇しくも、鶴丸と同じ日を狙っていたとか…どんな偶然だよ…。


393 名無しの審神者
やるせないな…
みんな他人のことばかり考えてるのに、傷ついて傷つけてるなんて…


394 名無しの審神者
>391 大典太?知らない子ですね。(´・∀・`)ヘッ
なんて言ってる場合じゃないな。

前田が離れにこもるって、大典太からしたら複雑だったろうな。
蔵に仕舞われてた経緯がある刀だろ?大典太光世は。


395 審神者10年生
うちの大典太に「前田が蔵にこもったらどうする?」って聞いてみたら、「前田と一緒に蔵にこもる」って言われちゃったわ…・ω・`

あの本丸の大典太は離れには来なかったのかしら…?
…いえ、来れないわよね。2人目の審神者を推してたなら…。


396 審神者10年生
>抹茶 疲れてないか?
瘴気を吸ったり、刀剣達の浄化とかしてたから、早めに寝たほうが良いと思うぞ?


397 抹茶
大典太の話は出なかったな…。
そっか。大典太光世って前田と関わりがあるのか。
うちの前田はそういう主張しないから、知らなかった。

>オカン109
ありがと!まじで疲れたから、そろそろ寝るわ…(⊃ωー`).。oO


398 名無しの審神者
>抹茶 おやすみーノシ


399 名無しの審神者
明日、浄化が始まる前に、抹茶の歌仙が突撃するに1票。


400 名無しの審神者
400いただき!

>399 そういや、歌仙あの後から来ないな。
準備が出来たっぽかったけど、まだ動けないのかな?

>抹茶 お疲れ様!おやすみ!


401 名無しの審神者
400おめでとー

歌仙もそうだが、ミルクレープも来ないな。
スレ作りを頼んだ割には反応がないし…


402 名無しの審神者
そういえば、抹茶は担当に連絡入れたのかな?


403 抹茶
>402 入れてみたけど、やっぱり携帯がおかしくなってるのか、繋がらなかった。
電話中みたいな、ツーツーって音が響くだけで、発信すらしようとしないんだよね…


404 名無しの審神者
担当の件はさ、歌仙がここのスレを案内してれば生存状況とか分かるから、どうにかなるだろうし、大丈夫だろ。
答えてくれてありがとうな!

とりあえず、抹茶は無理せず寝ろ!


405 名無しの審神者
そうだな。
明日が本番だもんな、ゆっくり休め!(「´・д・)「 シャー


406 まとめ班
>抹茶 おやすみ!!
後は俺がまとめておくから、休め!

ってわけで、時系列まとめてみた!!( ・`ω・´)

────────
1人目の審神者就任→初期刀は前田、2振り目は燭台切
この時点で1人目の審神者は点滴生活。
審神者の病のことを知っていたのは前田、燭台切、宗三、(1振り目の今剣)
就任半年→人並みに体調が戻り、動けるようになる。
就任6年→体調を崩し始める。
就任7、8年?→布面で顔を隠し始め、刀剣達と関わらないようになる。
就任10年→見習い審神者(後の2人目の審神者)を本丸に受け入れる。
*この時、1人目の審神者は歩くことすらままならなかった。
前田を遠征に出したタイミングで鶴丸が1人目の審神者を追い出すために動く。
奇しくも、同日、1人目の審神者も審神者引き継ぎのために動いていた。
10年前に植えた桃に成った唯一の桃の実を収穫し、前田達に残す。
長谷部には「2人目の審神者を見守るように」と主命を残した。

引き継ぎが敢行された→遠征部隊と燭台切以外で引き継ぎが行われ、事実を知っていた宗三、小夜、江雪、長谷部は口を噤んで1人目の審神者の後ろ姿を見送った。
燭台切がゲートまで連れていき、「みんなにご飯を作ってくれ」と主命を受ける。
審神者は現世へと戻り、1時間後に前田が遠征から帰還。
審神者部屋で燭台切と2人、審神者が残した手紙を読む。
桃の実は2人で分け合って食べた。
数日後、審神者部屋から出たが、前田は現実を受け入れられず、離れにこもる。
燭台切は厨を中心に生活し始める。
長谷部は主命通り、2人目の審神者の傍に仕えた。
小夜は2人目の審神者には近づかないようにしていたが、戦場には出ていた。
宗三、江雪の動向は分からないが、2人とも戦場にて小夜を庇い、折れた。

2人目の審神者の就任初期→通常の本丸の様に生活していた。
就任1ヶ月→三日月宗近が欲しいと言い出し、鍛刀を始め、無謀な出陣、遠征を開始する。
就任半年→本丸の半分の刀剣が折れ、鶴丸達がケジメを付けなくてはと立ち上がる直前に前田が離れからやって来た。

詳細は不明だが、2人目の審神者は切り捨てられ、ブラック本丸の審神者として取り締まられた。

と、こんなところかな?ε-(´∀`; )


407 名無しの審神者
まとめ班、サンクス!!
整理ついたわ!(´∀`人


408 名無しの審神者
サンキュ!
宗三に話聞きたかったな…。もういないけど…。
あいつなら、冷静に色んなことを見てられたような気がする…。


409 名無しの審神者
>408 それすごい分かる(*´・д・)
長谷部と言い合ってることも多いけど、フォローするところはしてくれるもんな。
他のメンバーへの対応もしかり。


410 名無しの審神者
俺はどちらかと言うと2人目の審神者の話が聞きたいな。
なんで三日月を求めだしたのか気になる。


411 名無しの審神者
>410 欲しがるのに理由があるってこと?


412 410
そう。
だって、乗っ取り目的なら、初めから三日月がいる本丸に行けば良かったじゃん?
欲しがり始めた理由がある様な気がするんだよ…。


413 名無しの審神者
>410 三日月狂いするブラックって結構多いだろ。
遠征で見かけて、心酔しちゃった可能性が高いと思うけどな…。


414 名無しの審神者
その辺りは長谷部に聞くべきだな。
2人目の審神者の傍にいたんだろ?

…あれ?
そういえば、鶴丸が2人目の審神者を1番に推してたんだよな…?
鶴丸は何で三日月を求めた理由を知らなかったんだろ…?


415 名無しの審神者
その辺りは、明日余力があれば、抹茶に聞いてもらおうぜ。

ちなみに俺が気になってるのは、2人目の審神者部屋にあった呪詛のことなんだが…
どうにも腑に落ちない。


416 名無しの審神者
>415 どういうこと?


417 415
2人目の審神者が呪詛を作ってたって事実がな


418 名無しの審神者
(´・д・`)?


419 415
呪詛って、普通作れないよなって話。
俺は審神者を5年やってるが、太郎に教えてもらった結界以外はさっぱりだ。呪詛の類は俺には教えたくないって言うし。
もし、呪詛が含まれた何かが持ち込まれた場合は、自分達が祓うから、俺には触って欲しくないって。
呪詛は祓うのすら、危険だからさせたくないって言われてる。

…まぁ、抹茶のとこの本丸は特殊として。

呪詛の作り方を知ってる奴、このスレにどれだけいる?
ほとんどいないんじゃないのか?


420 名無しの審神者
…確かに、作れないな…。


421 名無しの審神者
俺も…。
でも、乗っ取り目的なら、呪詛くらい作れるようにしてくるんじゃないか?


422 415
もし乗っ取りなら、拙い呪詛なんて作らないだろ。
完璧な呪詛を持ち込むはずだ。

つまり、就任してから呪詛の作り方を教えた誰かがいるんじゃないかと疑ってるってこと。


423 名無しの審神者
…2人目の審神者がスレを見てたなら、
もしかしたら、ここが呪詛の発信元かもしれないな


424 名無しの審神者
は?


425 名無しの審神者
え、何それ?


426 名無しの審神者
そうか!あのスレか!
定期的に呪詛やら呪術を載せてくる馬鹿がいるよな!
すぐに運営に削除されるけど…。


427 オカン109
それ、俺も見たことがある。
使えるのかをにっかりに聞いたら、半々だねって言ってたぜ。
作り方を間違えてる呪詛もあるって。


428 415
まじか、
なら、そこで学んだ呪詛を作ってたってことかも…。
憶測でしかないけど、1番可能性があるな。
なら、記憶の忘却の呪詛もそこで見つけたってことか…。


429 名無しの審神者
うわ、記憶の忘却だけ上手く機能したとか最悪か…。


430 名無しの審神者
にしても、やっぱり分からないな…。
なんで前田と長谷部だけ1人目の審神者を覚えてるんだろ…。


431 名無しの審神者
まぁ、前田は離にこもってて、呪詛の被害を受けなかったってことだろうけど…。
長谷部がな…。
結局、呪詛を見つけてみないと分からないか。


432 名無しの審神者
じゃー、今日はとりあえず解散するか。
明日は抹茶の大一番だ。
俺達が何か出来る訳じゃないけど、備えておこうぜ。


433 名無しの審神者
そうだな。
んじゃ、保守できる奴は保守よろしく。


434 名無しの審神者
OK!保守は任せろ!


435 名無しの審神者



436 名無しの審神者



437 名無しの審神者



438 名無しの審神者








461 抹茶
みんなおはよう!
サクッと、折れた刀剣の浄化に行ってくるぜ!

と、その前に今日の朝に聞いた前田の話を載せておく。
ようやく2人目の審神者の最後の日のことを聞くことが出来たよ。


462 名無しの審神者
おは…え?


463 名無しの審神者
おはよ…ん?


464 名無しの審神者
おはよう…まじで?Σ(゜д゜;)


465 オカン109
抹茶おはよう!
…ついに来たか。

>462-464 仲良いな、お前ら。


466 名無しの審神者
朝から重いのきたな…。


467 抹茶
一応、飯食ってる奴は注意な!
駆け足で行くぜ。
投下!(ノ・ω・)ノ⌒~

前「僕が目を覚ました時、既に本丸は瘴気の中でした。
 僕にとっては1度眠っただけ、それなのに本丸は瘴気の中…一体何が起こったのか判断がつきませんでした。
 外に出てみれば荒れた畑に澱んだ空。
 酷い夢であれば良いと思いながら本丸の屋敷に向えば、血の匂いがそこら中からする。
 悪臭に耐えながら大広間の障子を開ければ、そこには傷だらけの皆の姿がありました」
前田は一つため息を吐いた。
前「僕は驚きました。
 そこに居たほとんどの刀剣が僕の知っている彼らではなかった。
 いち兄でさえ、僕を見て驚いていて…。
 僕のことを『新しく顕現されたのか…?』ってそう言うんですよ?
 …不覚にも僕は、取り乱してしまいました…」
一拍置いて、前田はもう1度口を開いた。
前「ひとしきり叫んだ後、僕を呼ぶ光忠の声が広間の奥から聞こえて、僕は必死に気を落ち着けながら光忠の傍へ走りました…。
 壁に寄りかかっていた光忠は傷だらけで、立つことすらままならない様子で…。
 『光忠』と僕が呼びかければ、部屋にいた刀剣達は酷く驚いた様子でした。
 僕を知らない者も知っている者も」
俺「…それって、知らなければその呼び名に、知っていれば前田が現れた事実にってところか」
前「はい。けれど、その時の僕にとっては、光忠が最優先事項でしたからね。
 周りは気にせずに光忠と話をすることを決めました。
 光忠からは、この本丸の刀剣が半分以上折られたこと、僕が離れにこもってから半年経っていること、そして、もうあの見習いでは本丸運営は難しいだろうと…そう聞きました。
 その後、光忠はたった一言、『ごめんね』と微笑んで…」

燭「前田は僕を1人残したことを謝罪してくれたよね」
急に背後から聞こえた声に驚いて振り返れば、燭台切が俺の朝飯を片手にそこに立ってた。


468 名無しの審神者
前田からしたら、悪夢だな、これは…


469 名無しの審神者
目が覚めたらみんな折れてたって…酷すぎるだろ…(´;ω;`)


470 名無しの審神者
てか、この話、朝飯前にしてたのかよ


471 名無しの審神者
場違いなのは分かってるんだけど、前田が一期のことををいち兄って呼んでるのに安心した。(*´ω`*)


472 名無しの審神者
>471 それな。

燭台切も話に加わってくれたのか?


473 抹茶
その後は飯食いながら、3人で話したよ。(*^^)

つづーき!(`・ω・´)

燭台切は机に食事を並べながら、世間話みたいに話しかけてきた。
燭「あの日は、酷い空模様だったね」
前「…そうでしたね。見習いを鶴丸さんが切った後、土砂降りで…。
 そういえば…鶴丸さんはどうしていますか?
 あの日以来、姿を見てないですけど…」
燭「んー、鶴さんも随分参っちゃってたからなぁ…。
 とはいえ、今は元気そうだけどね。
 前田には合わす顔がないって言ってたなぁ…。僕も少し避けられてるし…。
 多分、主のこと気にしてるんだと思う」

前「そうですか。…別に鶴丸さんが悔やむことは無いんですけどね。
 ここを去るのは主が決めたことですし…」
そう言って、前田は窓の外を見つめた。
燭台切は持ってきたご飯をテーブルに並べ終えて俺に席を即したので、素直に座って食事を取り始めた。

燭「ところで、あの日のことを聞いていたみたいだけど、何か気になることでもあったのかい?」
俺「え?あ…いや、折れた刀剣達の浄化をする時に、不測の事態が発生するかもと考えてな。
 ここは元ブラ本だ。どんな恨み辛みが出てくるか分からない。
 それに対応するには、ひとまず現状を知ってた方がいいと思って」
燭「なるほどね。
 …あの日、前田が来てくれなければ、もっと折れていたと思うよ」
俺「え?…半分以上折られていたのに、まだ我慢するつもりだったのか?」
燭「そりゃぁね…。自分達で選んだ審神者だよ?

 思ったのと違ったから切り捨てるなんて、そんなこと…許される訳がないだろう?」

冷たい瞳で笑った燭台切に背筋が凍った。


474 名無しの審神者
ひぇ:(ˊωˋ):


475 名無しの審神者
隣にいた大倶利伽羅がビックリして固まってる…。


476 抹茶
燭「とはいえ、『主の愛したこの本丸で、ここまでの暴挙を振るわれて黙っているとは何事ですか?!』って、前田が啖呵を切ってくれたから、踏ん切りがついたんだ。
 『主が何のために審神者を引き継いだのか!』ってね。
 そうやって前田に後押しされて、ようやくみんな動き出したんだ」
前「僕は思ったことを言っただけですよ。
 光忠にまであんな傷を負わせて…。あの頃は食事だって皆まともに食べられていなかったでしょう?」
燭「そうだね」

俺「…その後は、鶴丸達と共闘したってことか?」
前「はい。…まぁ、一悶着ありましたけど」
俺「一悶着?」
燭「鶴さん達は自分達が選んだ審神者なのだから、自分達で全てのケジメをつけるって言い張ってね。
 でも、前田は封印されているこんのすけを見つけて政府に報告するだけでいいって…。
 それで意見が衝突しちゃったんだ」
俺「…ケジメって、具体的には…?」

燭「審神者を切り殺すことだよ」

簡単に言い放った燭台切に思わず口ごもったら、前田が小さくため息を吐いた。
前「…審神者を殺した場合、刀剣に下される処分は刀解だってありえます。
 主は皆にこの本丸で長く生きてほしいと望んだ。
 それなのに刀解処分なんて…僕には許せませんでした。
 ですから、政府にこんのすけを証拠として突き出せと…。
 まぁ、結局、論議はまとまらず、先にことを済ませた方に従うという結論に達しました」

俺「どう分かれたんだ?」
燭「前田と小夜君、宗三さんはこんのすけの捜索に。
 鶴さん、小狐丸さん、加州君は審神者の討伐に向かったんだ」
俺「それって…捜索の方がキツくないか…?」
前「実際はそんなことありませんでしたよ。
 小夜がこんのすけの封印場所に当たりを付けていてくれましたし…」


477 抹茶
俺「それで、どうなったんだ…?」
前「僕達は空き部屋でこんのすけを見つけて、封印を解きました。
 目覚めたこんのすけは早急に政府に連絡をし、審神者の解雇通知を見習いに出したのです」
燭「その頃に鶴さん達は審神者部屋で見習いと対峙してたらしいよ。
 僕はその場にいなかったから、聞いた話しだけど」
俺「…あれ?でも、審神者を切ったんだろ?」
前「はい。こんのすけを抱えて鶴丸さんの元へ行き、僕達の勝ちを見せたのにも関わらず、鶴丸さんは逃げないようにと見習いを切りつけました。
 約束は殺さないことだろうと言われたら、反論出来なくて….。
 …その後、すぐに政府の方がいらっしゃって、見習いを連れていきました」
燭「その時に刀剣達は全員手入れを受けたんだ。こんのすけは深手を負ってたから、修理に出されて…。

 …そういえば…。
 前田、どうして主の病のことみんなに話したの?」

前「え?」
燭「前田のことだから、主の隠し事は絶対に話さないと思ってたんだけど…。
 あ、責めてるわけじゃないよ。
 僕だってみんな知るべきだって思ってたし…。ただ、前田にしては意外だったなって」

前田は何度か瞬きをして首を傾げた。

前「あれは、光忠がみんなに言ったのではなかったのですか?
 僕はてっきり、見習いを切ると決定した時に、皆に真実をと、光忠が伝えたのだとばかり…」
二人の間に沈黙が流れた。
けして嫌な空気ではなく、2人とも戸惑っているようだった。


478 名無しの審神者
んん?
なんだ、この展開(゜д゜)


479 名無しの審神者
なんか、全貌が分かったはずなのに、モヤッとするな…。
なんだろ、この不透明な感じ…。


480 名無しの審神者
燭台切が鶴さんって呼んでて、ホッコリした(´;ω;`)

あと、燭台切は『前田』呼びなんだなって…。
燭台切のことを前田は『光忠』って呼ぶし…。


481 名無しの審神者
>479 なんか核心に触れてない感じだよな。
結局2人目の審神者が何を考えてたのかも分からないし…


482 名無しの審神者
燭台切も前田も当事者じゃないからだろ?
つか、この2人が主の病のことをみんなに話してないなら、誰が話したんだ?


483 名無しの審神者
審神者の病気のことを知ってたのは…小夜と長谷部と、宗三と江雪…は1振り目だけか。


484 抹茶
つづっき!

俺「2人はなんで病のことをお互いが話したと思ってたの?」
燭「え?
 …みんなの手入れが終わって今後の方針を決めようって時にね、鶴さんが
 『1人目の審神者は病に伏していた。
 そんな中で俺達に道を開くために2人目の審神者にこの本丸を明け渡したそうだ。
 俺達が選んだ人間を主にするために…』って言ったんだ。
 みんな嘘じゃないかとか言ってたけど、小夜君が『本当だよ』って。
 小夜君は僕と前田の目を盗んでは主に会いに行ってたから知ってるって言ってた。
 最後は歩くのすら辛そうだったことも、血を吐いてたことも、余命がないことも知ってたよ。
 けど、それを知ってた刀剣は他にいなかった。

 だから、僕は前田が話したなら、口を閉ざす必要は無いかなって、話しちゃったんだけど…」
燭台切はバツの悪そうな顔をして頬を掻いた。

前「そうですか…。
 僕は…見習いを切ったすぐ後に、鶴丸さんが
 『主が病だったというのは…余命もわずかだったというのは本当なのか…?』
 って悲壮な顔で詰め寄ってきたので…。
 てっきり光忠が言ったのだとばかり…」

俺は昨日までの情報から、1つの結論に辿り着いてた。

俺「なぁ…それを鶴丸に言ったのは、長谷部じゃないか?」

前・燭「「え?」」

2人とも、凄い驚いてた。


485 名無しの審神者
もしかしてなくても、長谷部が審神者と会ったこと、2人は知らなかったのか…!


486 名無しの審神者
小夜のことも2人には言ってなかったのか…
1人目の審神者は結構な秘密主義だな。


487 名無しの審神者
>486
長谷部の件は引き継ぎのぎりぎりで言えなかったんだろ。
んで、小夜は前田の目を掻い潜って審神者部屋に行ってたんだから、単純に前田と小夜の衝突を避けるためじゃね?


488 名無しの審神者
>487 あー、なるほど…。

というか、長谷部はこの時に名乗りあげなかったのか…?


489 名無しの審神者
確かに。なんで何も言わなかったんだろ…。


490 抹茶
前「長谷部さん?」
燭「彼が?」
俺「昨日、長谷部から話を聞いたら、1人目の審神者がここを去る当日に話をしたって言ってた。
 審神者が唯一実った桃を2人に渡しただろ?
 それを取る時に、たまたま出くわして手伝ったって。
 その時に『2人目の審神者を見守ってくれ』って主命を受けていたらしいよ」

燭「…見守る……そうか…なるほどね…。それで彼は見習いの傍にいたのか。
 前田、鶴さんが見習いを切った時って長谷部君は傍にいなかったのかい?」
前「…。いませんでした。あの場にいたのは僕を含め6振りだけです」
燭「なら、彼は鶴さん達に主のことを話をして、前田が来る前に部屋を出たんだろうね。
 あの日も長谷部君は見習いの傍にいたはずだから」
前「逆に鶴丸さんが主の話をした時に、長谷部さんはいなかったのですか?」
燭「…覚えてない…。
 でも、多分、いなかったんじゃないかな…。居たら、何かしらの反応はすると思うし」

前田は小さく息を吐き、眉尻を下げた。

前「別の者が暴露した事実をお互いが言ったと勘違いして、皆に話してしまうとは…」
燭「僕らもまだまだだね…」

2人共、一瞬黙って顔を見合わせて、吹き出すように笑い出した。

ここに来てから、1番朗らかな情景だった様に思う。


491 名無しの審神者
ここの燭台切、めっちゃ怖かったのに…!
なんだよ…すげぇホッとした!!


492 名無しの審神者
二人の絆がありありと伝わってくるな…!(´>ω<`)


493 名無しの審神者
鶴丸達があれだけ悔いてるのに、正反対だな…。(;´・ω・)
いや、仲がいいのは良いことなんだけど、さ。
この2人が本丸の刀剣達と話せば、もう少し事態は丸く収まるんじゃないのか…?


494 名無しの審神者
>493 前田は消滅を望んでるのに、何を話すんだ?
生きてくれ?死んでくれ?
どっちも最悪だろ。
燭台切だって主との約束が無ければ、前田と同じ道を辿ったかもしれないんだから、話すことなんて出来ないよ。


495 493
>494 忘れてたー…!
前田は消滅を望んでたんだよな…そうだった…。
現実が辛い(´;ω;`)


496 オカン109
>493 (`・ω・)ノ(;ω;`)なでなで

そうなんだよな…。
前田は消えるつもりでいるんだよな…。

どうにか出来んものかな…


497 抹茶
余談。
この2人見てると、行動も阿吽の呼吸というか、幼なじみみたいな、妙な気安さと信頼があったんだよ。
お茶入れるって燭台切が言ったら、前田が茶葉と急須を出してきて、燭台切は湯を沸かして湯のみと茶菓子の用意とか。
何も言わずに2人ともサクッと行動すんだよ。
アイコンタクトだけ…いや、アイコンタクトも無しに会話してるみたいだった。

んで、ご飯食べ終わるまでは1人目の審神者の話とかしてたよ。
年間行事とか大切にしてたみたいで、七夕とかクリスマスとか、ことあるごとにイベントやってたって。
スイカ割りでは、燭台切がスイカを割るための木刀を粉砕して、主が笑いすぎて呼吸困難になったとか。
紅葉狩りしに山に入ったら、猪に懐かれて連れて帰ってきちゃったとか。
かまくらを作ってみんなでお鍋を囲ったとか。

…本当にそんな当たり前の日々が幸せだったんだなって分かった。

でな…
2人を見てたら、つい…。

「主に会いたい?」って聞いちゃってさ…。Σ(*ノ´>ω<。`)ノ アチャー


498 名無しの審神者
は?Σヽ(゜∀゜;)


499 名無しの審神者
それ聞いちゃいけないやつー


500 名無しの審神者
500げと!半分来たな。

抹茶、それは悪手だろ(´・ω・`;)


501 抹茶
ついな。俺も言ってから、血の気が引いたよ。
会いたいに決まってるじゃん!って。

…でもな。

前田は少し考えた後に苦笑して、
「会えるなら、会いたいです。
 けれど、この本丸の現状は主には報告できませんから…。
 主には合わす顔がありませんね」って。
燭台切も、
「今の本丸を知ったら、主は泣くだろうね…。あの人は僕達のことを1番に考えてしまうから…。
 あの人が泣かせてしまうなら、僕は2度と会えなくても良いかな…。
 そりゃぁ、本音を言えば会いたいけどね」って。

逆に俺が泣きそうになった。(´・ω・`)


502 名無しの審神者
…思わぬ打撃…( ;∀;)


503 名無しの審神者
審神者に会わせてやりたいけど、どっちも傷つきそうで怖いな…


504 抹茶
さて。報告はここまで。

そろそろ浄化に行ってくる。

刀剣達に被害が出ないように、結界とかをあちこち貼りながら文字打ってたから、色々変換ミスってたらごめんな。(今更)


505 名無しの審神者
作業しながら打ってたのかよ(´°д°`)


506 名無しの審神者
浄化は1人で行うのか??
手伝いは?


507 名無しの審神者
歌仙達が来るの待った方がよくないか?


508 抹茶
>506
1人だよ。
ただ、離れには前田が残ってるから、最悪何かあったら助力してくれることになってる。

>507
歌仙達が来る前に終わらせたい。
うちの本丸は、せっかく普通の本丸ってとこまで来たんだ。
昔を思い出させたくない。

んじゃ、行ってくる。
無事なら戻ってくるから、それまで保守よろしく!


509 名無しの審神者
え、ちょっと?!


510 名無しの審神者
おま、今までそんな危険な素振り見せなかったのに、急にそんな?!


511 名無しの審神者
忘れてたけど、抹茶のところも元ブラ本なんだよな…。


512 オカン109
うちの御神刀ズに祈祷頼んでおいたから、多少なりとも力になると思う。
頑張れ!


513 審神者10年生
私も太郎ちゃん達に祈祷頼んできたわ!
無事だと信じてるから、ちゃんと戻ってきなさいよ!!


514 名無しの審神者
審神者数カ月の俺に祈祷できる面子はいないが、蜂須賀達と全力で祈ることだけはする!!


515 名無しの審神者
無茶だけはするなよ!!

石切丸!
祈祷の準備!!









571 名無しの審神者
抹茶、帰ってこねぇな…。
もう夕方近いけど…


572 名無しの審神者
…何かあったんだろうか…。
いや、きっと大丈夫…。きっと…(´;ω;`)


573 ミルクレープ
通夜状態になるにはまだ早いぞ。お前ら。


574 名無しの審神者
Σ(゜д゜;)


575 名無しの審神者
Σ(゜д゜;)


576 名無しの審神者
Σ(゜д゜;)


577 名無しの審神者
Σ(ОД○*)ミルクレープ?!


578 名無しの審神者
通夜になるには早いってどういう意味だよ?!
もしかして…


579 ミルクレープ
本丸に突入して、抹茶と合流した。
とは言っても、到着した時には霊力の使いすぎで抹茶は眠ってたがな。
薬研と太郎の見立てでは、命に別状はない。
ただ単に霊力の使いすぎで寝てるだけ。そのうち目覚めるだろうってさ。

ちなみに、浄化は成功してた。
あれだけの数の刀剣を1人で浄化するとは、凄いやつだよ…あいつは…。


580 名無しの審神者
抹茶無事か!!
良かったぁー!!!!!((o(*>ω<*)o))


581 名無しの審神者

【朗報】刀剣の浄化を終え、抹茶も無事!!!


582 名無しの審神者
よっしゃぁー!!
よく頑張った!抹茶!!


583 名無しの審神者
無事で良かった…!!

って、あれ?
ミルクレープが来たってことは、政府が動いたってことでオケ??


584 ミルクレープ
>583 オケ。
ゲート故障の影響で各地に被害があったからな。
俺達ブラ本対策部もそれの対応に回ってた。
その中で、抹茶の巻き込まれたであろう案件があったから、ダメ元で立候補しておいたら通ったんだ。

ここに来てるのは、俺ともう1人の審神者だ。
今回はお互い1部隊を丸々連れてるから、それなりに機動も攻撃力もあるぜ。

それから、政府に殴り込みにきた抹茶のところ刀剣6振りも一緒だ。


585 名無しの審神者


586 名無しの審神者


587 名無しの審神者


588 名無しの審神者


589 抹茶の歌仙
ここは無言の多いインターネッツだね(`・∀・´)


590 名無しの審神者
抹茶の歌仙、キタ━━━━(゜ロ゜;)━━━━!!


591 名無しの審神者
あれから音沙汰ないと思ってたら、政府に殴り込みに行ってたのかよ…(´д`|||)


592 名無しの審神者
準備が出来たって、政府に殴り込みに行く準備か…(ノω<;)


593 抹茶の歌仙
主のいる本丸のIDが分からなかったからね。
教えてもらおうと思って。
というか、政府に着いたタイミングで、すぐに話しかけてくれたミルクレープが僕達の同行をあっさり認めてくれたんだ。
だから、厳密には殴り込んではないよ(・ω・)v


594 名無しの審神者
殴り込んでなくても、殴り込みには行ったんだろww
出鼻くじかれただけで!

…ミルクレープ、ナイス判断!!d('∀'*)


595 名無しの審神者
抹茶の本丸からは誰が来てるんだ??


596 ミルクレープ
>594 だろ?( ・´ー・`)ドヤァ
写真で見てた霊力の感じから、もしやと思って声をかけたらドンピシャだった。
ついでに、殺気ダダ漏れで、断ったらここが血の海になるなと思ったから連れてくことを即決した。


597 抹茶の歌仙
>595 メンバーは、僕、お小夜、三日月、山姥切、和泉守、堀川。
練度が高く、主に忠誠を誓い、室内戦もこなせるメンバーだ。
三日月は太刀だが、うちの本丸で1番強いからね。
ちなみに、僕と小夜は新参だから練度は低めだが…。
主の初期刀と初鍛刀ということで、本丸のみんなから行ってくるように言われたので参加だよ。

まぁ、着いてみたら前田や燭台切が主を介抱していたし、写真で見た時より瘴気も随分落ち着いていたから、誰とも戦うことは無かったけどね。


598 名無しの審神者
普通に戦うつもりでいたことに驚きを隠せない…。
もっと平穏に行こうとは思わなかったのか…!

抹茶は平穏に行こうとしてた…よな?


599 名無しの審神者
>598 最後の最後で戸惑うなww
抹茶は平和主義だろ。…多分。


600 名無しの審神者
600はもらったー!!ズザー⊂(゜Д゜⊂⌒つ≡≡

>598-599 抹茶を信じてやれよ!!

まぁ、刀剣の性格は主に似るっていうけどさ(笑)


601 名無しの審神者
>598-600 お前らなww

んで、俺はすっかり忘れてたが、抹茶の本丸には三日月いたんだな…。
名前出た瞬間になんで?ってなってしまった。。。


602 名無しの審神者
俺も忘れてたww
確か、抹茶のところは結構揃ってたよな?
ソハヤとか数珠丸とかはいなかったけど。


603 名無しの審神者
んじゃ、前スレに戻るのが面倒な奴のために置いておくぜ。

 >70 抹茶の刀剣男士一覧
 →全部書くと大変だから、いない奴書いとくな。
 蜻蛉切、厚、薬研、秋田、宗三、長谷部、博多、村正、明石、小烏丸、大典太光世、ソハヤ、数珠丸

あれ?!小狐丸も蛍もいるじゃねーか。Σ(●д●)


604 名無しの審神者
>603 サンクス!ってなんでお前が驚いてるんだよww


605 名無しの審神者
日本号もいるのか。

…うちにも来てくれませんか…。


606 名無しの審神者
>605 なでなでヽ(・ω・`)どんまい


607 名無しの審神者
ブラ本の日本号ってめっちゃ怖そうだけど、どうなんだろう…?


608 抹茶の歌仙
>607 主観的な意見になるかもしれないが、怖くないよ。
主ともよく話すし、他の刀剣達とも仲がいい。

まぁ、前の審神者が無体を働いた時に1番体を張ってみんなを守っていたのが、日本号だったらしいから、当たり前だけどね。


609 名無しの審神者
>抹茶の歌仙 日本号と抹茶が仲良さそうで良かったわ

ひとまず、抹茶は無事ってのを聞いたが、他の刀剣達はどんな感じなんだ?


610 ミルクレープ
俺達が来た時はみんな慌ててたが、今は落ち着いているな。
それぞれが抱えていた瘴気も少しずつ祓ってるから、問題は無いだろう。

あとは抹茶が目覚めてくれれば、万事解決なんだが。


611 審神者10年生
抹茶のことは心配だけど、落ち着いてるなら良かったわ。
ちなみに、みんな一緒にいるの?
それともバラバラに?


612 ミルクレープ
それなりにばらけてるな。
まぁ、拘束する必要もないからな。

それから、刀剣の浄化が後回しになってしまったことは全員に謝罪した。
あとで担当が再度謝罪に来るだろうが、こんな事態になるまで放置していたとは政府の1人として情けない限りだ…。


613 オカン109
そうか、ミルクレープも政府の1人に当たるのか…。

謝罪した時の刀剣達の反応を聞いてもいいか?


614 名無しの審神者
いや、ミルクレープは悪くないだろ…


615 ミルクレープ
>613 話した時は皆押し黙っていたな。
暴言も野次も叫喚もなく、ただ受け入れていた。
俺はもっと叩かれると思っていたんだがな。

恨みつらみは無いのかと聞けば、鳴狐(本体)から『彼(抹茶)を介抱してて上げて』と声が上がり、他の刀剣達もそれに頷いた。
といった感じだな。

>614 俺は末端とはいえ、政府の人間だからな。
そこのケジメは持たないといけないと思う。


616 名無しの審神者
鳴狐って本体が喋ることがあまり無いから、ここぞと喋られると説得力があるよな。


617 名無しの審神者
>616 分かる
鳴狐って結構みんなのこと見てるし。
多分この言葉はこの本丸の総意ってことで良いんだろうな。


618 名無しの審神者
しっかりしてるな…ミルクレープ…。
いや、話してる内容からもしっかりしてるのは分かってたけど。


619 名無しの審神者
なぁなぁ、
個人的に長谷部と鶴丸の動向が気になるんだが。


620 名無しの審神者
俺は前田と燭台切かな。


621 名無しの審神者
消滅するつもりの面子が、今どう思ってるのか知りたい。


622 名無しの審神者
>619-621 お前らなww
安価来てないのに、なんで希望出してるんだよww


623 名無しの審神者
いや、気にならない奴はいないだろ。
このスレ見てたら絶対みんな気になってるって!


624 審神者10年生
そうよね。
私も記憶の忘却の件とか、気になるわ。


625 名無しの審神者
…つか、抹茶の歌仙来なくね?


626 名無しの審神者
ミルクレープも沈黙したか?(*´・д・)?


627 名無しの審神者
…。
マジで来ない?
何かあったのか?


628 抹茶の歌仙
主が目覚めた!


629 名無しの審神者
( ゜д゜)ハッ!


630 名無しの審神者
( ゜д゜)ハッ!


631 名無しの審神者
( ゜д゜)ハッ!


632 名無しの審神者
起きたのか!!!☆-(ノ゜Д゜)八(゜Д゜ )ノイエーイ


633 名無しの審神者
無事なのか?!大丈夫なんだよな?!


634 名無しの審神者

【朗報】抹茶、目覚める!!!


635 オカン109
歌仙、抹茶には無理はさせるな!
ってことで、お前が実況してくれ!!!


636 名無しの審神者
オカンww


637 名無しの審神者
ブレねぇなww


638 抹茶の小夜
歌仙が主の介抱を頑張ってるので、僕が代わりに実況します。

主はまだダルそうだけど、記憶も霊力もしっかりしてるので、大丈夫です。
今は歌仙に体を起こされて、みんなの顔を1人1人見て……いえ、
三日月さんがボロ泣きして主に抱きついたので、堀川さんと和泉守さんと一緒に苦笑しています。

近くに控えてたこの本丸の前田と燭台切さんが安堵の表情を浮かべてますね。
あと、障子の外から獅子王さんや短刀達がこちらを覗いてます。
…ちょっと声かけてきます。


639 名無しの審神者
お小夜?!


640 名無しの審神者
お小夜が実況とかまじか…( ゜д゜)


641 名無しの審神者
三日月じいちゃん泣きついたのかいww
一番年寄りなのに


642 名無しの審神者
>641 年取ってるからこその涙脆さかもしれないぞ(笑)


643 名無しの審神者
小夜が、端末使うとかビックリだわ…
まあ、とりあえず、抹茶が大丈夫そうで安心したわ…


644 名無しの審神者
三日月に泣かれるとか、信頼関係が深いんだな…。

うちの三日月なんて、俺が体調崩した時は、そのうち治るだろうとかすげぇ朗らかに笑ってたけど…(TдT)


645 名無しの審神者
>644 いや、普通の三日月は一線引いて接してる節があるよ。
極みの見送りだって、そんな感じじゃん。

…うちの三日月だって、近侍してるのにすぐにいなくなるし…(´・ω・`)


646 名無しの審神者
>644-645 涙吹けよ

三日月がマイペースなのはいつものことだろ!(><)


647 抹茶の小夜
獅子王さん達は、僕達の主のことを心配してきてくれたみたいです。
獅子王さんが必要なものがあったら言ってくれと言っていたので、着替えと体を拭くものをお願いしました。

あと、主がスレに無事なのを報告したいからということで写真を撮ったので、載せますね。

【黒髪の青年を中心に、彼を支える歌仙と、右隣に座る小夜。左隣には泣き顔の三日月が抹茶の腕を掴んで座っている。
 青年の背後には和泉守と堀川が佇んでいる】
*青年の顔には黒塗り加工済み。

写真は前田が撮ってくれました。
山姥切さんは外に偵察に行ってますので、ここにはいません。


648 名無しの審神者
おぉ!抹茶、ひとまず元気そうでよかった!


649 名無しの審神者
待って、色味がwwww


650 名無しの審神者
忘れてたww
抹茶のとこの刀剣は服の色が違うんだよなww


651 名無しの審神者
兼さんの赤の着物が紺色で、堀川はシャツ黒の背広は水色なのか!
つか、堀川は極か!!
ヤバイ、見慣れてないから違和感しかないww


652 名無しの審神者
歌仙は抹茶の影に隠れて見づらいけど、羽織の色は青かな?
小夜は袈裟が柄物になってるww
ハムスターの柄とか可愛すぎかww


653 名無しの審神者
染め直しとか、どうやってるんだろうな?


654 名無しの審神者
お前らwwなんで三日月を外していくんだよww

…なんで、三日月だけ、普通のカラー?


655 小夜
歌仙から伝言です。
「僕の羽織は青じゃなくて『瑠璃色』、着物は『茜色』」だそうです。

僕の袈裟は江雪兄様と主が選んでくれたものです。
他には、兎柄や鳥柄もありますよ。

三日月さんは…いつもは『今紫色』の着物なんですが、ちょっと不慮の事故があって、すべて汚れてしまって…。
結局、洗濯が間に合わなくて、予備で置いていた通常の装束を着てきたという状態です。
この本丸には三日月さんがいないのは分かっていましたから、見間違えることも無いだろうと…。
そんな感じで、三日月さんだけ通常衣装です。

主から伝言です。
「期待していた人はごめんね!(´>∀<`)ゝ」
だそうです。


656 名無しの審神者
歌仙の雅節来たww


657 名無しの審神者
小夜の動物柄なの可愛いな(´ω`*)
兄様セレクションとか胸熱っ!


658 名無しの審神者
三日月の衣は紫色なのかー!
高貴な色!!

って、おい、抹茶ww
「ごめんね(´>∀<`)ゝ」じゃねーからww
ちゃんと休めww


659 名無しの審神者
小夜の袈裟が動物柄なら、江雪は何柄なんだ…?!
そして、宗三が来たら何柄にする予定なんだ?!


660 名無しの審神者
抹茶の本丸の集合写真とか欲しい。
他の刀剣達の衣装が気になる…!!


661 小夜
>653
染め方は、衣装を一旦分解して、染め直して、縫い直してます。
染めるのは蜂須賀さんが上手なので、陣頭指揮を取ってもらってます。
縫い直しは堀川さんが上手ですね。
粟田口の衣装は一期さんが全て縫ってます。

>658 主はすぐ無理をするので、僕達も心配が耐えません。
あと、主は歌仙に布団へ押し込まれました。

>659 江雪兄様は花柄が多いです。
青系の花がお気に入りみたいで、最近はリンドウ柄の袈裟をよく身につけてます。
宗三兄様の袈裟は、江雪兄様が刺繍入の袈裟を作っていますよ。
柄は主と相談して決めて…確か、山茶花の花だったと思います。


662 名無しの審神者
染め直して縫い直すとか、手間掛かってるなぁ…
しかも、あの内番嫌いの蜂須賀が染の陣頭指揮って…( ゜д゜)


663 名無しの審神者
うちの蜂須賀に染物とかやってみたい?って聞いたら、「え、汚れるだろう?」って至極当然に嫌そうな反応されたww


664 名無しの審神者
宗三の袈裟は江雪の手作りなのか?!

えっと、山茶花の花言葉は「困難に打ち勝つ」。
あと、もし赤の山茶花なら「あなたがもっとも美しい」。
と、女子力カンストの乱が申しております。


665 名無しの審神者
困難に打ち勝つとか、一度折れた宗三のことを想ってのことか…。
次は抹茶の元で幸せになって欲しいな…。


666 抹茶のお小夜
花言葉、勉強になりました。
江雪兄様と主がこれが似合いそう!って花図鑑見ながら即決で選んだ花なんですが…。
椿も候補にありましたが、花の首が落ちるので却下になりました。

あ、666取りました。


667 名無しの審神者
>666おめでとう!

って、花言葉関係なかったー(笑)


668 抹茶の歌仙
──音声入力に切り替えます──

抹茶でーす。
歌仙に頼み込んで布団の上で話してるよ。
ひとまず、保守してくれてたメンバー、ありがとう。
無事って報告だけです。
で、みんなの質問に応えよう!
安価680から683!

主?!
何してるんだい!
報告だけ入れたら寝ると言ったじゃないか!

だって、さっきまで寝てたから、眠くないし…。

だってじゃないよ!!
まだ霊力だって完全に戻ってないのに!

歌仙、落ち着いて。

主はいつも通り破天荒だなぁ。

あはは、それがうちの主さんのいい所だよね。

2人とも笑ってないで、主を止めてくれ!

無理だろ。主だぜ?

そうそう。それに…あんまり騒ぐと三日月さん起きちゃいますよ?

むしろ、三日月はなんで寝てるんだ?!

泣き疲れたみたいだよ…うとうとしてたし。
心配掛けちゃったなぁ…。


669 名無しの審神者
え、安価…?!
安価でいいのか?!


670 名無しの審神者
上から順に、
抹茶、歌仙、抹茶、歌仙、小夜、和泉守、堀川、歌仙、和泉守、堀川、歌仙、抹茶かな?

てか、三日月寝たのかww


671 名無しの審神者
質問に応えようってww
抹茶が暇だからやりたかっただけだろww


672 名無しの審神者
質問ってなんでもいいのかな??


673 名無しの審神者
貴重な4枠だ!変なもの入れるなよ!(フラグじゃないからな)


674 名無しの審神者
>673 ソワソワ(^ω^三^ω^)


675 名無しの審神者
フラグ立つ…って、既にソワソワしてるのがww


676 抹茶の歌仙
あ!安価はうちの刀剣男士の衣装一覧とかは無しな!
流石に人数多すぎるから!

衣装替えだけじゃない人もいますからね。
鶴丸さんは髪の毛を赤に染めてますし…。

あー、あれはびっくりしたな。
鶴に近くなっただろ!って言われて、俺は思いっきり笑ったけど。

主は笑いながら写真撮りまくってたもんな。
そういやあの後、小狐丸が黄色に染められそうになってて逃げ回ってたっけか…。

まじか。兼さん、その時の写真残ってる?

いや、撮ってねぇよ。
最終的に鳴狐が犠牲になってたのは見ただろ?

あれは可愛かった。
お供がお揃いなんですよぅ!って言い回ってたから。

音声入力切っとくね。

あ、忘れてた。ありがとう、お小夜。

──書込入力に切り替えます──


677 名無しの審神者
おいwwww
色々情報開示されたぞww


678 名無しの審神者
鳴狐の金髪とか可愛すぎかww
鶴丸は赤髪なのかよ…!!
驚きだぜ(笑)


679 名無しの審神者
ツッコミどころ多すぎ!!

安価なら!!
1番衣装替えした刀剣の詳細!


680 名無しの審神者
安価忘れかけたww

安価なら!
三日月の衣装の不慮の事故の詳細を話す!


681 名無しの審神者
安価なら、パン…いや、、
抹茶のところの刀剣達の呼び方一覧!無理なら、今いるメンバーだけでもいい!!


682 名無しの審神者
安価なら、本丸の写真!!


683 審神者10年生
安価なら!
今いる本丸のみんなの様子!


684 オカン109
安価なら、抹茶は今すぐ寝る。


685 名無しの審神者
安価なら…って決まったか。

ってwwww
オカンww
おいww


686 名無しの審神者
オカンwwどんだけ心配してるんだよww

そして、681、よく耐えた!ww


687 名無しの審神者
前半は抹茶のとこの刀剣の話で、後半は今いる本丸の話だな。

で、安価から外れたのに、異彩を放つオカン109の本音ww


688 抹茶の歌仙
──音声入力に切り替えます──

オカン、安価外れたから、従えないぜ。すまないな。

主、この安価終わったら寝てもらうからね。

歌仙、顔が怖いよ…?

怖くてもいいから、寝てくれ。

うぅー。
…じゃ、安価行きまーす。
最初の安価…って、三日月の衣装…何があったの?俺も知らないんだけど。
お小夜知ってる?

うん。知ってる。
主が現世に行く前に、三日月さんの衣装を全部洗濯したでしょ?
乾かしてる最中に五虎退の虎が干し竿倒しちゃって…。全部泥だらけ。
で、洗濯し直したんだけど、翌日は雨が降ってて乾かなかった。
それだけだよ。

あー、極になって虎の大きさが変わったからなぁ…。
帰ったら、干し竿の強度考えないとダメだな…。

主さん、次の安価は僕達の呼び方だって。

うい。
えっと、歌仙兼定は歌仙。小夜左文字はお小夜。
和泉守兼定は兼さん。堀川国広は堀川。三日月宗近は三日月。山姥切国広はまんば。
普通だろ。
ちなみに、変な呼び方してるメンバーなら、小狐丸はコーギーって呼んでる。


689 名無しの審神者
コーギーww犬じゃねぇかww


690 抹茶の歌仙
えっと次は…?

ここの本丸の写真と、みんなの様子だってよ。
俺も端末持ってるから、撮ってくるか?

そうだね。兼さんよろしく。
…あー、堀川もついていってくれる?

おっけー。
行ってくるね!

でー?次は…ここの本丸のみんなの様子…?
……ちょっと、なんでみんな目ぇそらすの!
あ、薬研、逃げるな!こっち来い!

…。なんで俺っちなんだ…。

最初に逃げようとしたから。
んで、みんなの様子はどう?

どうって言われてもな…。
別に変わらねぇよ。
まぁ、腹ん中がどうなってるのかは分かんねぇが、今のところあんたが目覚めて安堵してるってとこだな。

…あー、ご心配おかけしました。
薬研、答えてくれてありがとうな。

へいへい。

はい。じゃぁ安価が終了したから、寝てもらうよ。

え、まだ兼さんと堀川が…。

向こうは向こうで写真あげてくれるから、主は寝るの。

やだ、写真見たい!

…子供?

──書込入力に切り替えます──


691 抹茶の兼さん
【瘴気のない本丸屋敷の写真】

【屋根の上で布を被ってない山姥切と通常衣装の堀川、和泉守が佇んでいる写真】

【日本号が長谷部に絡んでいる写真】

【畑の様子を見ている左文字兄弟の後ろ姿の写真】


こんなもんでいいか?


692 名無しの審神者
子供ww
最後に呟いたの小夜だろww


693 名無しの審神者
写真サンクス!!

そういえば、ここの本丸にも和泉守も堀川もいるもんな。
さっき抹茶のとこの2人の写真見たばっかりだから、衣装に違和感が…。
そして、この山姥切は抹茶のところの刀剣か。
本当に布被ってないのな…。


694 名無しの審神者
日本号?!って、これ…え?
ミルクレープ達が連れてきた刀剣…?でいいのか?


695 名無しの審神者
左文字兄弟可愛いな…。
袈裟が通常色で、妙な違和感を感じてしまうが(笑)


696 抹茶のお小夜
日本号はミルクレープさんの刀剣です。

えっと、今は…主は、歌仙に寝かしつけられてます。
歌仙が抑えてるから物理的に布団から抜け出すのは難しいと思うけど…主はまだ騒いでますね。
霊力戻ってないんだから、静かにしてればいいのに…。


697 名無しの審神者
小夜に呆れられる抹茶ww


698 名無しの審神者
ミルクレープ達が誰を連れてきたのか気になるな…。


699 抹茶のお小夜
あの…
なんはん、ぜんがゆって何ですか…?


700 名無しの審神者
700ー( ´ ▽ ` )ノ

なんはん?
ぜんがゆ…って、おかゆのこと?


701 名無しの審神者
700おめっとさん。

軟飯と全粥かな。
なんでそんなこと聞くの?


702 抹茶のお小夜
燭台切さんが主の食事を普通のご飯にするか、軟飯か全粥にすべきかな?って言ってて…
歌仙も主もミルクレープさんも首を傾げてるので…。


703 名無しの審神者
あ…
そういう…:(´ω`):


704 名無しの審神者
え?何?どういうこと…?


705 名無しの審神者
簡単に説明すると、普通のご飯より柔らかいのが『軟飯』、お粥が『全粥』だと思っていい。
詳しく説明するとお粥にも種類があるんだが…。
軟飯、全粥の他に『7分粥』『3分粥』とか…まぁ色々種類がある。


706 名無しの審神者
え、待って。
粥の種類とか…これ、常識なの?


707 名無しの審神者
離乳食や病院食を作ったことがある人なら知ってると思うけど…。
普通の刀剣男士は知らないよな…。

703が地味に打撃受けてるのって、そういうのをさらっと言ってしまう燭台切の刃生を思ってかな?


708 703
うん( ´̥̥̥ω̥̥̥`)
つか、審神者って結構激務じゃん。
それなのに、本当に病人を送り込んだんだなって…そう思ったら、逆に政府に怒りが再発して…:( #´°ω°` ):イラッ


709 名無しの審神者
…政府も政府だけど…


710 名無しの審神者
まぁ…今更じゃん。
当時の政府が腐ってたのは周知の事実だろ。
あの頃は色々と規律もなかったって、オカン109達も言ってたじゃん。


711 名無しの審神者
>709 どうかした?


712 709
>711 家族は何してたのかなって。
前にこの話題が出た時は、鶴丸との話の最中だったから、そこまで深く掘り下げなかったし、1人目の審神者の親戚である833もいるから口噤んだけど。

やっぱり、普通に考えて、政府云々より、家族でしょ。
病気の家族を戦争の最前線に送り込むなんて…何考えてたのか…私には理解できない。


713 名無しの審神者
それは…彼が審神者になる経緯も分からないから、何とも言えないだろ…?(;´・ω・)

1人目の審神者が自分から言い出して本丸に就任したのかもしれないし。
政府が本丸に送り込んだっていうのも、鶴丸の発言を元にした話だ。
事実は分からん。
下手にことを荒げない方がいいんじゃないか?

今はここの刀剣達に焦点を当ててやろうぜ。


714 名無しの男審神者
>713 イケメン(トゥンク…


715 713
>714 おい、やめろ


716 名無しの審神者
即レスww


717 名無しの審神者
遊んでねぇで、小夜の話に戻ろうぜー


718 名無しの審神者
なんだっけ?
お粥の話?


719 抹茶のお小夜
主が「俺は普通にご飯食べれる!」
って宣言したので、お粥にはなりませんでした。

…もうすぐ夕暮れです。
僕達は明日、本丸に帰ることになりそうです。
今日は一晩ここで過ごします。


720 名無しの審神者
あれ?すぐに帰らないの?


721 名無しの審神者
政府への報告とかあるからじゃないか?
あとは、ここの本丸の刀剣達の処遇とか…。


722 名無しの審神者
いや、抹茶は他の本丸の審神者だし、本丸を空けとくのは良くないだろ?


723 ミルクレープ
ここのゲートが、まだ不安定らしい。
下手に通るわけにいかないから、戻れない。

それぞれの本丸にも連絡済みだ。

…たく、上の連中は何してんだが…。


724 名無しの審神者
ミルクレープww
最後、本音漏れてるww


725 名無しの審神者
まだゲート直ってなかったのかよ?!
遅くね?!


726 抹茶の兼さん
堀川です!
ミルクレープさん、予想大当たりです!!

コードβです!
兼さんと僕、兄弟、長谷部さんと日本号さんで向かってます!


727 名無しの審神者
へ?


728 名無しの審神者
え、何?
コードβ?


729 名無しの審神者
何かあったのか…?!


730 抹茶
──音声入力に切り替えます──

敵襲だ


731 名無しの審神者
は?!



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