JUNK BOX
ヴァリアー入隊な沢田さん

「オラァ沢田ぁ!ちんたら走ってんじゃねえ!!テメェが一番遅ぇぞ!」
「はっ‥‥はひい、すいません隊長ー!!」
「すいませんじゃねぇ足動かせ!!」
「う、うう、動かしてますううう」

ひいはあと虫の息で叫び返しながら、綱吉は今にも止まってしまいそうな足を死に物狂いで動かしていた。絶賛、作戦隊長による愛の鞭、もとい基礎訓練のご指導を受けている真っ最中である。新兵全員で。
ところが、綱吉の周りを見ても一緒に走っている同期は一人も見当たらない。一体どうしたことだろう。
答えは簡単。既に綱吉の遥か先へ走って行ってしまったのだ。

もう豆粒程にしか見えない他の奴等をうらめしく思いつつ、綱吉今更になって思った。

(就職先‥‥絶対間違えた)

親のコネに頼った結果がこれだ。
楽をしようなんて考えていても、世の中、そう上手くはいかないものである。

「うぉ゛お゛お゛い!!もっと声出せっつてんのが分かんねーのか!処女膜から声出しやがれぇ!!!」
「隊長おおおお!オレ処女膜ないっす!!」

とりあえず暴力とセクハラには負けないようにしよう。心に誓う綱吉だった。

*****
檄飛ばしつつも沢田のプリケツ見て舌なめずりする作戦隊長。


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