皆さん地獄ですよ、地獄! 好きなタイプ 「こんばんわ!皆様今夜も極楽ラジオのお時間です、盛り上がっていきましょーう!さて、今日のゲストは!?」 「こんばんは、お香です。よろしくね、うふふ」 「前回より引き続き、鬼灯です。よろしくお願いいたします。」 「はーい、と言う訳で!今夜は大人のお二人に来ていただきました!いひゃいいひゃい!なにすんれすほーすきさまぁ」 「やらしい表現はお止めなさい。普通にゲストが来たとだけふればいいのです。」 「そんなつもりはなかったんれすぅー」 「私に楯突きますか、奈桜。仕置きが足りませんね 」 「ひええ、おこうひゃんたすけてくだしあ!」 「ま、まぁまぁ。今日のところはその辺で……ね?」 「お香さんに感謝しなさい奈桜」 「ひー……痛かったぁ……」 「奈桜がへばっているので私が進めます。まず閻魔大王、貴方の机に置いておいた書類は今日中に書き上げないと困ります。ラジオ聞いてる余裕があるなら書け。帰って書いてなかったら……わかりますよね。あと誰ですか、この汚い決議報告書をだしたの・・・書き直しです。明後日の大運動会は雨でも決行です、お忘れなく。あと最近皆さん亡者に手抜きしすぎです、徹底的に〆てやりなさい。最後にラジオを聞いてる白豚は死になさい」 「こら!何を勝手に一人で進めてんだ!しかもラジオを各部署への連絡に使うな!」 「これなら早いです。恐らく全部署が聞いてますから、」 「そういう問題か!?しかも最後のは思いっきりある個人に対する暴言じゃない」 「たまにはこれぐらい言わねば奴も気が抜けるでしょう」 「絶対自分が言いたかったからだー!」 「……」 「あ、お香さんごめんなさい!この人が勝手に暴走ぶべら!」 「してません。」 「何で殴った!?何て理不尽な暴力!」 「うふふ、二人はお似合いねぇ」 「ありがとうございます」 「え、ちょ今のやり取りの何処がお似合いなんですか?あれ?もしかして私には安全は似合わなくて理不尽な暴力受けてろざまぁ!みたいな感じですか?」 「違うわよぉ、ほら昔女子会で奈桜ちゃん言ってたじゃない?好きなタイプは仕事真面目で女性に優しい明るい人だ、って」 「初耳です」 「痛い!耳を摘ままないで!」 「鬼灯様は仕事真面目だし女性に優しくて格好いいじゃない、ね」 「然り気無く明るい人を変えましたね、お香さん」「もっと言ってやってください」 「うふふ」 「いやーでも鬼灯様は私をからかってるだけでしょ?」 「え、」 「は、」 「だって前に閻魔大王に言ってたじゃないですか。「奈桜は生意気だけどからかうと面白い」……って。いくら間抜けでもこれぐらいわかりますよ!」 「……奈桜、その後は聞いてました?」 「? 立ち聞きするの悪いと思って帰りました」 「あ、貴女って人は……!」 「え、な、なんですか!?」 「ほ、鬼灯様も大変ねぇ……」 (プーッ!ざまぁみろあのムッツリ一本角!……ま、奈桜ちゃんの好みのタイプ、僕は知ってたけどね) (え、どういうことですか) (ずっと見守ってるからわかるんだよ!愛だね!) (おまわりさんこいつです) [*前へ][次へ#] [戻る] |