[携帯モード] [URL送信]

皆さん地獄ですよ、地獄!
皆が風邪を引いたようです。

ケース1 閻魔大王
「ごほっ、げほっ……あーなんだろ、風邪を引いちゃったかなぁー?なんかしんどいなー」
ドゴォ!
「訳のわからないことを言ってないで手を動かしなさい、手を!」
「僕の風邪が訳のわからないこと扱いにされた!」
「遺憾ながら貴方は死にません……遺憾ながら!ですから風邪ごときどうってことはないはずです。」
「何で遺憾ながらを二回言ったの?……けどさ、ずびっなんかフラフラしてきたひっくしゅん」
「何デカイ図体で可愛いくしゃみをしてるんですか」
「あの僕風邪ぎみなんだけど、フラフラなんだけど!」
「死にません。」
「あ、大王ちょうど良いところに。この前の調査書類でーす」
「ああ、奈桜ちゃん、ありがとう……ごほっごほ」
「あら、風邪ですか?」
「違います仮病です。奈桜に心配してほしいからと……全くあざとい。」
「僕の部下がこんなに鬼な訳がない」
「良かったら、これ、大王に上げます。ジンジャーティー。体を内から暖めてくれるらしーですよ、」
「ありがとう……!奈桜ちゃん、やっぱり優しいねぇ……!」
「付け上がらせないでください」
「いや、ガチでしんどそうだから……あんまりいじめちゃダメですよ、それじゃお大事に」

「…………没収!」
「ちょっと!何すんの!」
「閻魔大王のものは私のもの、私のものと奈桜も私のもの」
「なんてジャイアニズム!」

ケース2 鬼灯様
「奈桜、風邪を引きました。看病しなさい」
「病人は普通自分から言わないもんですよ、仮に言ったとしても、もっと、こう……しとやかに」
「奈桜は私を殺すつもりですか、」
「風邪じゃ死にませんよ……てゆーか風邪の菌が先に死にそうだ、」
「奈桜体がダルい、なんとなくフラフラします。」
「看病確定か……ちっくしょーうげふ」
「レディーが汚い言葉を使うもんじゃありません、」
「ツッコミ入れる元気有るんじゃないか」
「貴女に入れてあげましょうか、」
「おい何を口走ってんだアンタなんで私が押し倒されてんだおい、」
「貴女を襲うくらい……片腕で十分です」
「お前風邪だろ!大人しく寝ろ!」
「人に移せば早く治ります」
「ぐぬぬ……細マッチョ強ぇぇ」

ケース3 白澤様
「奈桜ちゃん、僕風邪引いたっぽい…看病して…」
「医者の不養生です、お大事に」
「ちょ、見捨てないで、」
「貴方はやれば出来る子でしょ、自分の薬位自分で作りなさい。そしてあとは桃太郎君に……」
「桃タロー君いないんだけど、」
「は」
「だから出かけてんの、ね。お願い……」
「(またしても看病か……くっ)」
「奈桜ちゃーん、僕、桃が食べたい……食べさせて?口移しもぐっ!」
「桃は皮にも栄養があるからしっかり食べてくださいね」
「んー!奈桜ちゃん、お水!」
「はい、」
「ぷっは……あー苦しかった……酷いよ奈桜ちゃん」
「ごめんなさい。ほら、寝て。お詫びに薬作ってあげるから、」
「奈桜ちゃん、風邪は汗かけば治るんだよ?だから僕と「黙れ」酷い…」
「さーて作るかな、と……」」
「あれ?奈桜さん?いらしてたんですか?」
「あれ?桃太郎君出かけてるんじゃなかったの?」
「まぁ、確かに出かけてましたけど……白澤様が桃食べたいとか我が儘言ったので桃採りに」
「………………やられた」
「奈桜ちゃん、どうしたの、って、あ」
「…………」
「…………」
「……奈桜ちゃんに看てもらいたかったんだ、ごめんね?」
「帰ります」
「え、奈桜ちゃん!?」
「ご迷惑をおかけしまして……」
「ちょ、!奈桜ちゃん、待って」

ケース4 芥子ちゃん
「芥子ちゃんが風邪を引いたって聞いて!!芥子ちゃん!生きてる!?」
「来てくれて、ありがとう……奈桜ちゃん。大丈ぶえっくしょん!」
「くしゃみまで格好いいね芥子ちゃん大好き!……じゃなくて!可哀想な芥子ちゃん…変わってあげたい……!」
「ぶえっくしょん!ぶえっくしょん!」
「……!?い、医者!!医者に行かなきゃ!ごめんね芥子ちゃん!抱っこするね!」
「!……た、ただの風邪だから……心配しないで、」
「ダメダメ!芥子ちゃんが苦しんでるなんてただの風邪じゃないよ!嗚呼……芥子ちゃん!私超全速力で走るから、しっかり捕まっててね!」
「本当に、大したこと、ないから」
「芥子ちゃん……!よしわかった添い寝する!私の体温で芥子ちゃんを暖めるよ!」
「わっぷ……!」
「ごめんね、芥子ちゃん……寒くない?」
「うん暖かいよ……ありがとう奈桜ちゃん!」
「(ああ……熱に犯される芥子ちゃんも可愛いなぁ……芥子ちゃんの風邪なら喜んでもらいたい。風邪の菌よ絶対私に移れ移れ移れ移れ移れ移れ)」
「(久しぶりに奈桜ちゃんと眠ると暖かいなぁ……それに胸もぷにぷにで、気持ちいいなぁ)」

[*前へ][次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
無料HPエムペ!