皆さん地獄ですよ、地獄!
お仕事
「今日も1日、お疲れ様でした!極楽ラジオのお時間です。メーンパーソナリティー奈桜でお送りします!……いやぁーはじまりましたよ、ラジオ!何を喋るか、てゆーか先走りすぎるこの設定。生かせるのか凄く心配ですが、ま。気合いと根性でいきましょう!あ、早速お手紙が来ました……ハンドルネームは奈桜の旦那様……あ、こいつはいいや。次行きましょう……何々ハンドルネームは最強の鬼神……あの人隠す気ねーなぁ!」
『奈桜、貴女が提出した書類の一部に不備があります。貴女の名前の欄と印鑑が有りません。簡単な書類なのになぜ貴女は大切なところが抜けているんですか?先程貴女の部屋の机に置いておきました、明日までに書かなければ大王(アホ)は死にます』
「……また私の部屋のドア潰したのか…勘弁してくれ…付きまとう意味がわからん……さ、気を取り直して次!ハンドルネームは芥子ちゃんだと思った?残念私でした……あれ?なんか可愛いなぁ……」
『奈桜ちゃん、白澤様がずーっと貴女の名前を呟きながら飲んでるの……迎えに来てくれない?』
「桃太郎くんに連絡しときますね、次……は………おいこれって…まぁ匿名希望と言うことで…………」
『最近部下が僕を生け贄に捧げて逃げます、どうすればいいですか?』
「諦めてください………えーっと………………次は、……!!!!!!!!!!!!!マイハニーこと芥子ちゃんからです!皆様五分間息を止めて聞いてくださいね!」
『奈桜ちゃん、お仕事お疲れ様。ラジオ終わったら一緒にご飯を食べに行こうね』
「きたぁあぁあぁぁああぁあ!遂にやりましたぁあぁぁあぁ!芥子ちゃんからご飯に誘われたぁあぁぁぁあ!こーしちゃおれない、今すぐお風呂入って綺麗綺麗してお化粧して一張羅着て……待っててね芥子ちゃんんんんんん!あ、てなわけでおしまい!さよーならー!」
(奈桜の癖に無視を決めるとは生意気ですね……こうなれば夜襲をかけるか……?)
(……ほ、鬼灯君。さっきのは、嘘、だよね……?)
(いえ。私の機嫌が悪いので有言実行です。)
(ぎゃあああああああ!)
(……奈桜ちゃん、奈桜ちゃん、……)
(はい、歩きますよー。)
(えへへ、芥子ちゃんにお酒ついでもらえるなんて私、世界で一番幸せ!)
(いつもお疲れ様、奈桜ちゃん)
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