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小説(魔法少女リリカルなのは:二次小説)
Report12:あとがき



あとがき



恭文「というわけで・・・・・・すみません、話数増えました。なお、本日のサブタイトルは『未熟な英雄』です」

あむ「というか、テーマソングのタイトルそのまま持ってきたんだね」

恭文「まぁね。というわけで、本日のあとがきのお相手は蒼凪恭文と」

あむ「日奈森あむと」

フジタ「ゲストのツグロウ・フジタだ。失礼する」





(・・・・・・え?)





恭文「フジタさんっ!? アンタ普通にいきなり出てきてなんですかっ!!」

フジタ「なに、俺についてのネタバレがようやくされたからな。キャラ紹介に入るわけだ」




(そう、今回のキャラ紹介はツグロウ・フジタ(ゲームでは藤田次郎)。なお、主人公キャラなのでCVがありません)





あむ「あぁ、そういうことですか。てか・・・・・・フジタさんって維新組の人だったんですね」

フジタ「そうだ。GPOにはEMP市長の非公式な指令によって補佐官として入った」





(つまりゲームではGPO補佐官としてではなく、GPOに潜入してきたスパイとして描かれるわけです)





フジタ「ゲームではEMP市長は・・・・・・まぁ、ここでもそうだが異星人による平和維持に否定的だった。
そこの辺りは管理局と管理世界の図式に似ているな。地球人は銀河連邦政府から子ども扱いされていると考えていた」

恭文「だからこそ維新組なんてものが出来上がるくらいだしね。
メルティ世界での地球の人達は、自分達の手で星を守りたかったのよ」

あむ「で、それがどうしてスパイなんて話に?」

フジタ「GPOの中に入り、シルビィ達を見て俺に見極めろと言った。異星人の手が本当に地球に必要なのかどうかを。
そして俺自身も市長と同じ考えでな。上からの命令というのもあるが、普通にここは引き受けて・・・・・・GPOに入ったんだ」

恭文「つまりよ、このゲームはGPOに潜入するスパイ・ゲームでもあるわけですよ」





(なお、開始当初からこの設定なのであしからず)





あむ「でもさ、あたし疑問なんだけど・・・・・・なんでシルビィさん達に気づかれなかったの?
まぁここでは『みんな薄々』って感じだけど、ゲームでは全くなんだよね」

恭文「えっとね、そこには理由があるの。・・・・・・あ、ここではゲームのお話なので承知しておいてくださいね」





・まず、シルビィ達と補佐官は全く面識が無かった。
ゲームの話開始の直前に海外留学から戻ってきたばかりなのでこうなった。

・そして玄武装着時にはバイザーをかけているため、同一人物かどうか分からなかった。

・そして・・・・・・物語の都合上、バレるとゲームオーバーになるので疑われないように振舞う必要がある。





あむ「最後はシステム上の話っ!? 普通にこれでOKなのかなっ!!」

恭文「OKなんだよ。とにかく、ゲームだと面識って玄武装着時の一回だけだったはず。だから分からなかったのよ」

フジタ「ゲームではそうなっているな。まぁこの辺りの詳しい話は最終決戦後だ。劇中でしっかり話を出していきたいと思う。
そして玄武装着時の俺の戦闘スタイルだが、Report06にもあるように二振りの大型電磁十手が主武装だ」

あむ「えっと・・・・・・フロントアタッカーとかガードウィングみたいな感じ?」

恭文「そうだね。元々至誠館で戦闘訓練してた事もあってから、武術関係はかなり強いのよ。
そこに玄武の能力も相まってゲーム中では中堅どころとしていい所を押さえてる」





(ただ、敵方に回るメルビナやアイアンサイズやその他の犯罪者が強いのです。
その上ランサー達は技が増える以外は成長要素が0なので、上手く立ち回らないとやられます)





あむ「あ、もしかして維新組の人達と親しそうだったのって」

フジタ「あぁ。維新組設立よりかなり前からの昔馴染みでな。
俺は正式な門下生というわけではないんだが、一緒に研磨し合った中なんだ」

あむ「それでシンヤさんとかも呼び捨てだったんですね。うん、あたし納得した」

恭文「ちなみに、維新組はもう分かってると思うけど新選組をモチーフにしてます。
だから隊長陣は新選組の実在の隊長達をモチーフにしていたりします」





(レイカ・ミドウ=土方歳三。キョウマ・アシナ=近藤勇。シンヤ・ソウマ=沖田総司)





恭文「ある意味銀河連邦政府による開国の申し入れは、黒船ショックだしね。そこともかけてるのかも」

あむ「あぁ、ドキたまの超・電王編で言ってたのだね。あ、ということはフジタさんも」

フジタ「そうだ。俺も新選組の実在の隊長陣の一人がモチーフになっている」





(なお、公式HP出自です)





フジタ「俺は斎藤一だそうだ。実際伊東某のあれこれの時にはスパイとして潜入して、新選組に情報を流していたそうだしな」

恭文「あと、斎藤一は史実でもそういう諜報活動に長けているとされる資料が残ってるそうなの」





(なんでも佐幕派である会津藩が送り込んだ監視役だとする説もあるそうです。
なお、史実では牙突は撃ちません。片手平突きはしたかも知れませんけど、牙突じゃありません)





あむ「え、牙突撃たないのっ!? あたし、マジにやってると思ったのにっ!!」

フジタ「そんなわけがなかろうっ! 普通にあれは和月先生の創作だっ!!」

恭文「フジタさん、仕方ないんですよ。あむはちょっと抜けてる子で」

あむ「なんだとー! 失礼な事言うなー!!」

恭文「でね、公式HPに書いてた参考すべきポイントってのがあって、潜入先の理念または人物に感化されるそうなの」

あむ「感化・・・・・・影響受けちゃうって事?」

恭文「そうみたい。その結果、そこでは誰よりも勤勉で有能な指揮官として働いたとかなんとか。
実際ゲームでもルート次第だけどそうなのよ。潜入を一生懸命頑張るんだけど」

あむ「結果的に誰よりもそこに馴染んで、そこの一員になっちゃうと」

フジタ「・・・・・・そう言うと、斎藤一は相当な悪人だな。これは潜入先から見ると、一生のトラウマ物だぞ」

恭文「時代や状況のためと言ってしまえばそれまでですけど、そうですね」





(で、そんな諜報活動に長けた人物が補佐官のモデルだったりする)





あむ「そう言えばフジタさん、あのバイザーってなんですか? 変装のための小道具とか」

フジタ「いや、違う。簡単に言えば、これは最新鋭の小型情報端末だ。
劇中でも説明したが、玄武は機動性と通信機能・・・・・・電子系統のアレコレに優れている」

恭文「一種の指揮官仕様なんだよね。その能力を支えるのがバイザーってわけ。
普通に変身のためだけじゃないのよ。でも・・・・・・かっこいいなぁ」

フジタ「そう言ってもお前には無理だ。そのまま玄武装着のためには、お前には身長が」

恭文「そこは触れるなー! てゆうか、僕にはZERONOSベルトとかあるから問題ないしっ!!」





(蒼い古き鉄、やっぱり普通に強化甲冑を狙っていたらしい)





あむ「・・・・・・というか恭文とフジタさんって、何気に仲良し?」

恭文「へ? ・・・・・・まぁ、数ヶ月間毎日顔合わせたしね」

フジタ「まぁ俺が人と打ち解けるのが苦手だからな。徐々にという感じだ」

恭文「というかアレだよ、フジタさんもこのクロスでは影の主人公みたいになってるし、そのせいだね」

フジタ「それにアレだな。俺は蒼凪から色々教わる事も多い。そのせいだろ」

恭文「・・・・・・あの、僕そんな事しましたっけ?」





(蒼い古き鉄、よく分からなくて首を傾げる)





フジタ「・・・・・・確か日奈森と言ったな。覚えておくといい。得てして大物というのは、自分の資質に非常に無自覚だったりする。
ちなみに自覚を持つと公女やスカリエッティ、最高評議会のように増長してバカをやる。全くの無自覚も困り物だが、これもダメだ」

あむ「な、なるほど。でも・・・・・・恭文、大物ですか?」

フジタ「かなりな。Report01でも言ったが、蒼凪は爆弾だ。お前とてその火力は体感しているだろう」

あむ「まぁ・・・・・・そうですね。うん、体感してます。色んなアレコレで」





(蒼い古き鉄はポカーンとしてるけど、二人は納得。何気に付き合いは長くない)





恭文「えっと、僕は置いてけぼりにされてるけど大丈夫なの?」

フジタ「大丈夫だ。問題はない」

恭文「それで問題ないっておかしくないですかっ!? ・・・・・・で、フジタさんの紹介も一通り済んだところで、今回の話ですよ」

あむ「あー、そう言えばそこ話してなかったよね。えっと、最終決戦突入ですよね。
フェイトさんはなのはさん・・・・・・ね、なんで来ちゃったのっ!? 教導とかどうなってるのよっ!!」

恭文「当然ながらすっ飛ばしたんだろうね。あとフジタさん、顔青くするのやめてください」

フジタ「・・・・・・す、すまない。どうにもあの威圧感を思い出すと胃が」





(通信画面越しにも人にトラウマを残す。さすがは魔王)





あむ「でも親和力・・・・・・怖いね。普通に見えても全然普通じゃないもの。
公女って言う鍵のせいで、色々な抑えが効かなくなってる感じがする」

フジタ「とにかくそんな恐怖の代名詞である魔王はハラオウン執務官が足止め。
内部に乗り込んだ俺達はそれぞれに別行動を取って一人一殺体勢」

恭文「メルビナさんはランディさん達と『協力者』が。再び出現したアイアンサイズはジュンとアンジェラとナナが」

あむ「それで公女とオーギュストには、恭文とシルビィさんとアレクだよね。
てゆうか、基本恭文とオーギュストとのタイマンだよね。公女は戦闘しないの?」

恭文「うん。ここはゲームでの最終決戦通りだね。ゲームでもオーギュストがラスボスだから」





(公女もバトルフィールドに出て『親和力』という攻撃を定期的にしますが、基本的にバリアに包まれてるために攻撃出来ません。
そのため、そこの戦闘ではオーギュストを倒すと自動的に勝利となります。なので今回もそんなノリです)





恭文「とにかくギリギリではあるけど、チャンスでもある。・・・・・・ここで全部終わらせ・・・・・・られるといいなぁ」

フジタ「お前はまた弱気だなっ! もう少し断言しろっ!!」

あむ「そうだよっ! アンタが切り札になってんだし、ここは気合い入れるべきじゃんっ!!」

恭文「でもさ、僕は主人公として見てもらえないヘタレだし」

あむ「そこを今持ち出すなー!! ・・・・・・とにかく、最終決戦の行方に期待な日奈森あむと」

フジタ「シルビィが『あむちゃん凄いんですよ』と言っていた意味が分かったツグロウ・フジタと」

恭文「何気にオーギュストも魔導師殺しらしいと聞いて、ビクビクしている蒼凪恭文でした。それじゃあまたー」

あむ「またー。・・・・・・え、そうなの?」

恭文「うん、そうらしい。なんかオリジナル設定で、なのはやフェイトでも『魔導師』である以上は絶対に太刀打ち出来ないようにしたとか」

あむ「それかなりヤバいじゃんっ! アンタどうすんのっ!?」

恭文「だから弱気にもなるんだよっ! 普通に詳細を撮影前に聞いてビビったしっ!!」

フジタ「・・・・・・もしかして、それゆえの前中後編なのか?」










(次回に暗雲を撒き散らしながらも、あとがきはおしまい。でも、今回は後味が悪い。
本日のED:栗林みな実『unripe hero』)




















※時はマクシミリアン・クロエの遺体発見直後に遡る。



???「・・・・・・なのはちゃんがこっち来とるっ!?」

???「待て、それは間違いないのかっ!?」

???「間違いねぇ。さっき教導隊の同僚がすごい剣幕でアタシに連絡してきたんだよ。
で、もし見かけたらぶっ飛ばしてでも第五班に引っ張ってこいって」

???「それで私の方で少し調べたら、なのはちゃん・・・・・・私達が来る少し前にヴェートルに入ってるみたいで」

???「その理由・・・・・・考えるまでもないな。GPOと蒼凪達の妨害だ」

???「私達と同じくだな。くそ、リンディ提督もなのはも無茶をし過ぎだろう」

???「これは・・・・・・どうしましょう。サードムーンの稼働も止めないといけませんが、それだと高町教導官が野放しに」

???「えぇ。なのはちゃんが暴れてもうたらマジでどうにもならん。
エース・オブ・エースの後光振りまいて戦力引き連れとる可能性もあるし・・・・・・しゃあない」

???「ここからは別行動ですか?」

???「はい。ランディさんは・・・・・・聞くまでもありませんね」

???「僕はサードムーンに。長官とサクヤさんとも連絡がつかないんです。恐らく・・・・・・サードムーンの中に」

???「では主、私達もシャインボルグ捜査官と一緒に」

???「アカンよ。なのはちゃん止める組と中央本部がバカやらんように止める組に分かれる必要があるもん」

???「・・・・・・そっか。これはランディさんじゃ出来ねぇよな。アタシらの誰かがそれをやらないと」

???「そうや。なによりマクガーレン長官やアイアンサイズを筆頭に向こうはチート揃い。
みんなの実力疑うわけやないけど、通常の魔導師やったら相手にならんのばかりや」

???「・・・・・・確かに。下手をすれば蒼凪やGPOの面々の足を引っ張りかねない。
ならば私達は中央本部の方でしょうか。それで主は」

???「うちはなのはちゃん止める方に回る。じゃあみんな、えぇな?
サードムーンに居るみんなの足だけは引っ張らせたらアカン。誰であろうと全力で止めるよ」

???『はいっ!!』

???「じゃあランディさん、もしあのチビスケに会うようなら・・・・・・そやな、こういう風に言うといてください。
『未熟でもここではアンタはヒーローやらなあかん。それで世界一つくらい軽く救ってもらうと助かる』・・・・・・って」

???「ヒーロー・・・・・・ですか」

???「えぇ。経緯や理由はどうあれ、アイツが色んな意味で中心の一人になっとるのは事実。
そして世界や人の心を救うんは、いつだって自分の意思を持ったヒーローでしょ。そやから言うてます」

???「・・・・・・納得しました。では、しっかり伝えておきます」

???「お願いしますね。・・・・・・ほな、うちらもいくで。別に恭文だけの話やないよ。
うちらも未熟でもヒーローやらなアカン。それで・・・・・・こんな状況、変えてまうで」










(おしまい)






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