小説(魔法少女リリカルなのは:二次小説)
Report01:あとがき
あとがき
あむ「というわけで、ついに始まったメルティランサークロス。第1話はどうでしたか?
なお、今回のサブタイトルの意味は『混乱する世界』です。本日のお相手は日奈森あむと」
恭文「蒼凪恭文です。というわけで、シリアス色多めでありつつもいつものノリです。
今回のクロスは、タイトルにもある通りゲームの話を主軸だよ」
あむ「というか、メルティランサーってアレだよね。もう10年とかそれ以上前のゲーム」
恭文「うん。本来は、地球が舞台なの。主なあらすじとしては」
・近未来に地球に異星人が所謂開国を提案して、地球がそれを受け入れる。
・しかし、その途端に異星人やその技術や移民者が地球になだれ込んでくる。
結果、地球では異星人による犯罪が多発。技術差によって、地球側の警察ではそれに対応不可能。
・その状況を見越していた銀河連邦は、銀河警察機構(GPO)を地球に派遣。それが、シルビィ達。
シルビィ達は異星人犯罪から地球を守る盾として、EMPを舞台に日々活躍する。
恭文「・・・・・・まぁ、概要としてはこんな感じ?
今回は『宇宙=次元世界』に置き換えて、ヴェートルという世界で話を進めるけど」
あむ「それが異星人どうこうと。てゆうか、あのフジタさんって誰? なんか怪しい会話してたし」
恭文「三作目のゲームの主人公は、あの人なのよ。登場させないと話が進展しないから、今回出ました。
で、フジタさんは基本的にはこの話では珍しい、後方支援専門な主人公キャラなのよ」
あむ「あ、補佐官って言ってたもんね。てゆうか、補佐官は戦闘しないの?」
恭文「うん。ゲームの中だと、シルビィ達の上司兼指揮官という感じだから。
もっと言うと、はやてやグリフィスさんポジションなの。で、当然だけど影も濃くなります」
(元々の主人公キャラなので)
恭文「そして、このクロスのテーマとしては『真の自立とは何か』とか・・・・・・のはず」
あむ「アレだよね、管理世界の在り方とかそういう本編だとあんま書かれてない部分をメルティランサーとのクロスを通して描こうと」
恭文「うん。てゆうかさ、普通に地球とかを例に取ると、今上に挙げたような状況はありえそうだもの」
あむ「えっと、管理世界認定によってあたし達みたいな現地住民が混乱するって事だよね。
・・・・・・あ、そっか。よくよく考えたら本編ではそういう描写無いんだよね」
恭文「うん。基本メインになるのは地球だったり、魔法が既に認知されているミッドチルダみたいな世界だから。
そこはVividだったりForceも同じく。なので、そういう部分を勝手に作っちゃおうというお話だね。ほら、二次創作ってそういうもんだし」
あむ「いや・・・・・・まぁね。うん、そうだよね。でも、やれるの?」
恭文「大丈夫。そこで無茶振りしないでと泣いている作者は、きっとまたハードルを無意識にあげるはず」
あむ「いつもの通りだね」
恭文「うん、いつもの通り。あと、IF◯◯◯◯ルート・・・・・・え、なにこれ」
あむ「あ、そこは聞いているよ。これでまたIFルート書くの辛いから、もうこれ自体がそのキャラのIFになるようにするって。
アレだよ、最後にちょっと分岐するだけでIFルートになる感じ? ほら、どうせアンタはまたフラグ立てるんだしさ」
恭文「立てないよっ! あむ、普通に僕をなんだと思ってるっ!?」
あむ「あたしルートでフェイトさんやミキや歌唄のフラグ立てまくるバカだと思ってるけど、何か?」
(現・魔法少女。すごくいい笑顔で言い切る。それに・・・・・・・思わず蒼い古き鉄はうな垂れる)
恭文「ごめんなさい」
あむ「うん、よろしい。というかアレだよね、アンタは普通にあたしをなんだと思ってるのかな」
恭文「いきなり何の話ですかっ!? というか、落ち着いてー! 目が怖いからっ!!」
あむ「いや、落ち着いてるって。とにかく、話はヴェートルという世界で起きているカラバのクーデター関連のテロが軸だね」
恭文「そうそう。なお、ゲームだとこれは地球で起こっている話だけどね。
・・・・・・そういやさ、なのはが空海の貞操を狙うアニメの第1話を見たのよ」
(B型H系ですな)
あむ「アンタ、その言い方やめないっ!? 単純に中の人の話じゃんっ!!」
恭文「でもさ、すごかったよ。OPが流れる前のアバンからぶっ飛ばしてた。
原作漫画知ってるから、あんな感じだとは思ってても・・・・・・すごいね」
あむ「え、そこまで?」
恭文「そこまでだね。エロ漫画とかではなくて、シモネタ多めな漫画ですよ。
でもどうしよう、拍手で『見た』って感想も来てるんだけど、普通にみんななのはの心配してた」
あむ「いや、アレなのはさんじゃないからねっ!? そして空海でもないからっ!!」
恭文「いや、空海でしょ? そしてなのはじゃないのさ。それでアレだよ、空海をからかってたから。
初対面で『君、チェリー(意味は自分で調べてね♪)でしょ?』と言って、空海のハートを砕いてた」
あむ「だからなのはさんじゃないからっ! そしてそれどういう意味っ!? 一体何があったのよっ!!」
(それは是非ともテレビ本編を御覧下さい)
恭文「とにかく、空海となのはの恋の行方は毎週追っていくとして」
あむ「まだ言うかっ!! ・・・・・・で、実は今回のクロスで各々のキャラの設定とか完全に出せそうにないんだって」
恭文「あぁ、もう主軸を絞っていくから、どうしてもそうなるんでしょ。
今回出たグリアノスだって、基本ゲスト扱いだし。・・・・・・え、なんかやるの?」
あむ「うん、軽くキャラ紹介するんだって。というわけで、どうぞ」
ジュン「えっと、失礼します。GPOのランサーのジュン・カミシロです。
なお、元のゲームだと神城潤となってます。あ、それで地球人です」
(ちなみに、CVは手塚ちはるさんです)
恭文「ジュン、何故に出てきたっ!? てゆうか、それもトップバッターで」
ジュン「いや、あたしが1番本筋に関わらないし出しやすいって・・・・・・失礼だよな。
あたしだってIFヒロイン出来るぞ? 普通にお前と恋人くらいは出来るぞ」
恭文「登場1話目で爆弾投げないでっ!? てゆうか、どいつもこいつも挨拶するように僕とのIFエンドを望まないでよっ!!」
ジュン「・・・・・・あたしじゃ、不満か?」
恭文「顔を近づけて、真剣な目でそう言うのはやめてっ!! ・・・・・・とにかく、ジュンのキャラ紹介と」
あむ「そうだね。まずジュンさんは、ゲームの方だと地球出身で、ゲーム第一作目だと女子高生なんですよね」
ジュン「そうだな。ただ、今回のクロスだとゲームの三作目だから、女子大を卒業してる。で、ヴェートル出身だ。
だから名前も漢字じゃないし、名前呼びもどっかのリュウセイ・ダテみたいになってる」
(つまり、ゲーム一作目だと戦う女子高生捜査官だったのです)
あむ「それで、そんなジュンさんがランサーになった理由って、なんですか?」
ジュン「まぁ、ぶっちゃけると・・・・・・ほら、ヴァネッサ−ズって名前出ただろ?」
恭文「あぁ、ゲスト出演的に出てきたグリアノスが入っているチームだね」
ジュン「ソイツらと偶発的に関わり持って、改造手術を受けてな。そのせいで、パワードスーツを手に入れたんだよ。
それで紆余曲折あって・・・・・・GPOで仕事をするようになって、そのままだな。なんだかんだで、肌に合ってたんだと思う」
恭文「だからジュンの戦闘スタイルは、パワードスーツを装着しての格闘戦だね。
空手の有段者でもあるから、殴ったり蹴ったりが得意」
あむ「そ、それはまた重い話に・・・・・・え、パワードスーツ?」
(現・魔法少女、新用語に首を傾げる)
恭文「簡単に言えば、戦闘服。科学技術で作ったもので、これを装着すると高い身体能力を発揮出来る。
なお、今回は名前だけ出てた維新組という組織の隊長達も、ジュンが装着するのとは別系統のスーツを使ってる」
あむ「・・・・・・え、それっていいの? 普通にアウトじゃん。
ジュンさんは事情ありだから仕方ないとしてもさ」
ジュン「管理局が使うには問題だけど、GPOはその辺りの縛りが緩いんだよ。一般にも出回ってるようなものじゃないしな。
それはEMPDも同じだな。魔法が使えない人間が魔導師とタメ張れる装備として、個体数を少なくして技術流失しにくくしている上で、活用している」
あむ「あ、大量生産品じゃないって事ですね。誰も彼も装備してるわけじゃないと」
恭文「うん。ただここの辺りも、この話の中では揉めている原因なのよ。まぁ、ジュンはこう・・・・・・事情があるからいいのよ。
ただ、中央本部が設立されていて、本来であれば管理局に迎合しなきゃいけないのにそんな事をしているから」
ジュン「EMPDとヴェートルの中央本部は、普通に折り合いが悪いってことだな。てか、あたしだけじゃないぞ?
サクヤは不可思議パワーで魔法とは別系統の防御フィールド張れるし、メルビナは絶対防御なんて出来る」
あむ「あぁ、この間話が出たフォースフィールドですね。
・・・・・・え、GPOの面々って、もしかしてレアスキル持ちが大半?」
ジュン「そうなるな。あたし達は魔法に依存しない形で、みんな戦う事が出来る。
というか、これくらい出来ないとEMPでは戦ったりは出来ないって」
あむ「す、すごいですね」
恭文「普通にこのクロスは、『魔導師だから』で居る人間は無力になるね。力もそうだし、精神的にも。
だからハッキリ言うと、フェイトとかなのはみたいなタイプはガチに足手まといになる」
(蒼い古き鉄、何気に言い切っている)
ジュン「てか、お前もギリギリだよな」
恭文「ギリギリですね。僕も意識を相手を殺すくらいの気持ちでやらないと、下手すると今まで以上に苦戦するかも」
あむ「そ、そこまでですかっ!?」
ジュン「そこまでだな。その辺りは次回以降の話だ」
恭文「あぁ、そうそう。それでジュンを語る上で忘れちゃいけない事がある」
あむ「あ、そう言えばそうだったね」
ジュン「・・・・・・なぁ、その話やめないか? ほら、黒歴史ってあるし」
恭文「なんとジュンはゲームの一作目と二作目では、オレ娘だったんのですっ!!」
(じゃじゃーん♪)
ジュン「・・・・・・バラすなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ! せっかく隠し通せてたのにっ!!」
あむ「いや、いいじゃないですか。・・・・・・えっと、ゲームの三作目である今回は違うけど、一人称が『オレ』だったとか」
恭文「あれだよ、ボーイッシュで友達なんだけど、実は何気に可愛くて女の子出来ると。
ちなみにジュンは母子家庭だった関係で、料理も上手なのよ? もう設定で決まってるんだから」
ジュン「いや、そうだな。でももういいだろ。もうこれ以上はいいだろ?」
あむ「それでアレですよね。かけている帽子がとっても大事とか。
なんでも、二作目から三作目までの女子大生時代に大恋愛と大失恋をして」
恭文「それがきっかけで、大人になったのよ。あ、ゲーム三作目だと喫煙シーンとかもあるのよ。
いやぁ、オレ娘が大人で影のある女性になったわけだね。・・・・・・何があったのよ」
あむ「あたしもそこが気になるなぁ。あの、どうしたんですか?」
ジュン「ちょっと待てっ! お前ら、色々とおかしくないかっ!? つーか、息合い過ぎだしっ!!」
(あまりの息の合い方に、本日のゲストは怯えを隠せない)
ジュン「そ、そうだな。まぁ・・・・・・アレだ、実はこの時に恭文と知りあってな」
恭文「え?」
ジュン「こう、いわゆるアバンチュールって言うのか? あたし達はこう・・・・・・愛を育んだわけだよ」
恭文「いやいや、あの・・・・・・ジュン?」
(だけど、反撃に出る事にしたらしい。蒼い古き鉄を横目で見ながら、ニヤリと笑う)
ジュン「だけど、結局こいつはフェイト執務官に走って、あたしは捨てられ・・・・・・その結果が、三作目だ」
あむ「そうだったんですか。・・・・・・恭文、ホント最低だよね」
恭文「そんなワケがあるかっ! てゆうか、それだと僕がゲーム設定に関わってる事になるよっ!?
ありえないでしょっ! その頃には、アニメのリリカルなのはすら出来てないよっ!!」
あむ「いや、でもアンタなら出来そうだし」
ジュン「そうだな。・・・・・・あたしを女にしたくせに、しらばっくれるなよ」
恭文「その嘘しか存在しない時間を持ち出すのはやめてっ!? もう根っこから嘘じゃないのさっ!!」
ジュン「大丈夫、あたしが嘘になんてしない。あたしの身体と心に、お前との時間は」
恭文「黙れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
あむ「えー、というわけでこれからこのクロス、よろしくお願いします。本日のお相手は日奈森あむと」
恭文「え、もう終わりっ!? ・・・・・・蒼凪恭文と」
ジュン「みんな、恭文があたしに冷たいのをなんとかしたいんだけど、どうすればいい?
・・・・・・なんて聞いてみる、ジュン・カミシロでした」
恭文「冷たくないでしょっ!? 僕、普通に反論してるだけだしっ!!」
ジュン「・・・・・・やっぱ、アレは遊びだったんだ。まぁ、別にいいんだよ。
あたしも納得した上だったしさ。でも・・・・・・頼むよ。それでももうちょっとだけ優しく」
恭文「だからその嘘の時間前提の話はやめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
(蒼い古き鉄、思いっ切り弄られているけど、誰も助けてくれない。・・・・・・当然だ。
今回のクロスのテーマ曲:abingdon boys school『HOWLING』)
シャーリー「フェイトさん、なぎ君どうでした?」
フェイト「とりあえずは大丈夫みたい。まぁ、GPOのEMP分署の人達は相当優秀らしいから、一応は安心してる。でも・・・・・・やっぱり心配だな」
シャーリー「さすがに今回は、状況が状況ですしね。それも分かります。それで、上の方は」
フェイト「うん。クロノや母さんも動いてくれてるんだけど、さっぱり。本局は動けそうにない。
もちろん私達も。上から圧力、かかってるしね。カラバとヴェートル絡みで勝手な事は出来ない」
シャーリー「現状では、ヴェートルの中央本部と現地の警察機構、それにGPOに任せるしかないと。
私達本局が動ければ、カラバのクーデター派とテロとの因果関係、掴めるかも知れないのに」
フェイト「そうだね。でもシャーリー、一つ間違えてるよ。・・・・・・ヴェートルの中央本部は、戦力から除外して」
シャーリー「え?」
フェイト「ハッキリ言ってあそこは、完全な役立たず状態なの。今回の一連のテロ事件もそうだけど、それだけじゃない。
4年・・・・・・管理世界に認定されてもう4年経つの。なのに管理局は、あの世界では何一つ成果を上げられてない」
シャーリー「つまり、少なくともEMPでは治安維持を、GPOや現地の警察機構に依存し切っているんですか?」
フェイト「そうだよ。現在では二つの組織の後方支援的にしか、動いてないらしいの。
現地の局員達、クロノの話では相当やる気をなくしてるみたい。そういうのも大きいんだろうね」
シャーリー「なんですか、それ。だったらヴェートルには、現地政府の言うように完全に管理局はいらないじゃないですか」
フェイト「そうだね。それは現地住民も同じみたい。管理局の制服着ているだけで、冷たい目で見られるんだって。
ヤスフミにもしもこっちに来るなら、制服はやめた方がいいって言われちゃったもの。あれ、口調は軽かったけど本気だった」
シャーリー「うわ、それ相当ですね。・・・・・・それで4年は、中央本部全体でやる気無くすかも」
フェイト「なんだか悲しいね。管理局は悪い事ばかりじゃない。いい事だってある。
少なくとも、私達の周りはそうだよ。なのに・・・・・・なんだか、嫌だね」
シャーリー「・・・・・・フェイトさん」
フェイト「うん、嫌だよ。管理局を、私の居場所を・・・・・・そんな風に思って欲しくないのに」
(おしまい)
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