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小説(魔法少女リリカルなのは:二次小説)
第5話:あとがき



あとがき



古鉄≪というわけで・・・本日のあとがきです。なお、月詠幾斗に関してはかなり戦闘能力上げてたりします。いや、これくらいしないと話が面白くならないので。
まぁ、この辺りはキャラなり効果と思っていただければ・・・。そんなわけで、色々動き出した感が強いしゅごキャラクロス第5話、いかがだったでしょうか。ようやくらしいノリが出来そうで嬉しい古き鉄・アルトアイゼンと≫

恭文「蒼凪恭文の二人で、今回のあとがきはお送りしたいと思います。・・・しかしさ、ようやくここまでこれたよねー!!」





(青い古き鉄コンビ、なぜか開放感が体中からあふれ出ている。どうやら・・・嘘つきまくってたのが相当辛かったらしい)





古鉄≪本当は、もうちょっと後で正体バラシとかする予定だったんですけど、あんまりに嘘で固め過ぎてる感がしてらしくない感じがしたので、次回お話・・・みたいな感じになりました。
まぁ、この辺りはあむさん達が最近珍しいくらいに人格の出来たいい方々というのが大きいのですが≫

恭文「なんかさ、下手をするとStrikreSテレビ版第8話に行きそうだしね。さすがに・・・あれはなぁ」





(青い古き鉄コンビ、いきなりため息。どうやら、コミュニケーション不足でゴタゴタしたあの方々を思い出しているらしい)





古鉄≪さて、原作を読んでいない方々でもしゅごキャラのお話が分かるような感じで展開してますけど・・・その辺り、どうですか?≫

恭文「結構楽しいよ? というかさ、この話でこういうオリジナル話も含めた原作追従型って珍しくない?」

古鉄≪そう言えばそうですね。本編はテレビ版で事件解決後ですし、幕間もほとんどがオリジナル話。電王クロスも同じくですし。
ミッション話は原作追従型ではありますが、本編との絡みや設定も含めた上でそこまで高町教導官達とガチに絡んではいませんし≫

恭文「でしょ? だから結構楽しい。作者もこういうの書くの初めてだから、そこは楽しいって言ってたよ。ただ・・・」




(青い古き鉄、結構表情が重くなる)





恭文「パワーバランスとか、そういうのはどうするのかーって考えてはいるけど。だって、僕はこの世界観だと間違いなくチートなんだし」

古鉄≪まぁ、その辺りの崩壊と魔導師組が最強な話にならないために、たまごの設定がありますしね。フェイトさん達、たまご壊れるのがまずいから直接戦力には数えられませんし≫

恭文「あと、僕の魔法はたまごには通用するけど、それでもクレイモアとかアイシクルキャノンみたいな物理衝撃が斬撃とかより強く加わりそうな術は怖くて使えないって感じに出来たらいいなぁ・・・だって。あ、そう考えると意外といいのかも。基本剣術オンリーだし」

古鉄≪まぁ、目指すのは『非マスター最強』ですね。能力的なこともありますけど、関係性の部分でもここは大事ですよ。よくあるじゃないですか、戦闘能力は無いんだけど、登場人物から頼られまくる『関係性最強物』が。
いや、そこを言うとこの話はどうかと言う話になると思うんですけど・・・マスターがヘタレだからまだなんとかなってる・・・はず≫

恭文「あー、そうだね。年齢の事話したら、僕がガーディアン最年長な感じにはなるけど、だからって皆に頼られて・・・って感じはちょっと違うもの」

古鉄≪そうですね、年齢の事を明かしても、マスターの立場が1番下な感じに・・・あ、ここは大丈夫ですね≫





(青いウサギ、なぜか納得顔。理由は・・・言うまでもないと思う)





恭文「なんかひっかるけど、言ってる事は分かるからいい。とにかく・・・次回だよね」

古鉄≪はい、次回です。次回はいよいよ大事なお話の回。そして、色んな事実が明らかになったりならなかったり・・・≫

恭文「なんでそんなに適当っ!?」

古鉄≪まだ書いてないから、どうなるか分からないんですよ。それでは・・・今回はここまでっ!
お相手は古き鉄・アルトアイゼンと≫

恭文「蒼凪恭文でしたっ! それでは、また次回にっ!!」










(そうして、なんか前回とかと比べるとすっきりした顔で二人は手を振る。その様子を映しつつ、カメラ・フェードアウト。
本日のED:abingdon boys school『HOWLING』)




















◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



・・・・・・おぉ、居る居る。いい感じで獲物になりそうなのがどっさり。やっぱり、人が多いからかね。





さて、さっそく・・・・・・あれ、電話? とにかく僕は舌なめずりを中断して、携帯電話の通話ボタンを押した。










『・・・・・・あぁよかった、やっと繋がった』

「なに、どうしたの。あ、もしかして何か重大な話?」

『愛の告白とかじゃないわよ?』



そっか、それは残念。僕の方はいつでもいいんだけどなぁ。・・・・・・もちろん、嘘だけど。



『アンタ、今コンサート会場に居るんだったわよね。クリステラ・ソング・スクールの』

「まぁね〜」

『やろうとしてることには大体察しがつくから、ここはいいわ。でも、一つ忠告。
やってもいいけど、コンサート終わるまでは絶対手出ししないで』



・・・・・・はい? いやいや、あんなに獲物が居るのに、それで何もしないっておかしいでしょ。



「あのさ、自分がなに言ってるか分かってる? コンサートで素敵な歌なんて聴いちゃったらダメでしょ。
そのままみんな帰っちゃうんだよ? 会場内に留まって、人が沢山居る今の状況なら」

『それでもダメなのよ。というかこれ、専務と御前からの指示だから』



僕は言いかけた言葉を止めて、少し瞼を細める。まぁアレだよ、これが電話の向こうのいけすかない女の勝手なら無視してた。

でも、専務と御前の指示だって言うなら、話が変わってくる。だから僕は頭を動かしてその理由を考える。



「専務と御前から・・・・・・つまり、ストップがかかってる理由は業務絡み?」

『正解。そこのコンサート、一応うちも企業のイメージ対策のために協賛というか、理解と協力の姿勢を示しているもの』



あぁ、なんかそうらしいね。それを聞いた時僕は笑ったよ。

御前も専務も、このコンサートの理念や道理なんて鼻で笑うような人間なのにさ。



『もしアンタが大量にたまごを抜き出して、それが原因でコンサートが潰れたらどうなる?
もしくはそれをきっかけにして、コンサートに色々と悪評が立ってしまったら』

「結果的に、会社の方にも被害が及ぶ可能性があると。
でもさぁ、エンブリオ取れちゃえば帳尻付くと思うけど?」

『出なかったらどうするのよ。エンブリオの出現条件、今のところ詳細全く不明なのよ?
だから専務も御前も、リスクが高すぎると踏んだわ。そうじゃなかったら止めないわよ』





・・・・・・まぁ、そうだよねぇ。大体お金どうこうの問題じゃなくて、これはイメージの話だもの。



組織的なものに悪評が付いてしまった場合、それの払拭は本当に大変だよ?



人間は、人の失敗や嫌なところはきっちり覚えて、貶めるのが大好きな生き物だからさぁ。





『とにかく会社としての利益が十分に上がっているからこそ、私達はエンブリオも遠慮なく探せるってこと、忘れないように』





ふーん、随分弱気だね。全く、こんな奇麗事だけで作られたカラオケごっこなんて、潰れてもいいと思うのに。

むしろ、潰したい。鼻につくんだよ、あんまりに奇麗事過ぎてさ。

全く、今日はそれを楽しみにわざわざガーディアンの連中の監視も兼ねて来たってのに。





『・・・・・・ちょっと? 黙らないで欲しいんだけど。アンタの歪んだ考えが伝わって来そうで気持ち悪いのよ』

「失礼な事言わないでくれる? ・・・・・・とにかく了解した。業務命令なら、社員の僕は従うしかないもの。
手を出すのはこのコンサートの終了後にする。でも・・・・・・それで何にも出なくても、文句は受け付けないよ?」



コンサート開始前を狙うのは、舞台を目の前にしてこころの輝きが最高潮になる時を狙いたかったから。

あとは、逃がさないように? コンサート終了後だと、それが難しいと判断してこれだったわけだしさ。



『大丈夫、専務も御前もそこは仕方ないって言ってくれてるから。ただ・・・・・・やれるようならやっちゃって』

「了解」



全く、難易度が上がったね。さて・・・・・・あ、そう言えば一つ気になる事があった。



「そう言えば・・・・・・なんで君が連絡を?」

『不名誉なことに、私がアンタと1番親しいからって事で話が回ってきたのよ。あと、そっちに歌唄が居るでしょ』

「あぁ、居るね。さっき見かけたよ」



・・・・・・あれ、なんか嫌な予感が。




『ちょっと事情があって、一人で帰らせるわけにはいかなくなったの』

「事情?」

『色々あるのよ。。とにかくアンタ、『仕事』が終わったら、送り迎えお願いね。
ガーディアンに見つからないように歌唄と合流して、家まで送ってちょうだい』

「はぁっ!?」



いやいや、それだともしかしなくても僕・・・・・・使いっぱしりだしっ! 冗談じゃない、そんなのごめんだよっ!!




『なお、これも専務からの業務命令よ。ほしな歌唄はイースターの商品でもあるもの。
だったら、その商品を守るのも私達社員のお仕事でしょ。違う?』

「・・・・・・違わないね」



部署や担当はもちろん違うけど、それでも組織人としてそういうのは違わない。だから僕はもう頷くしかないわけだよ。



『それじゃあ頼むわね。・・・・・・あぁそうそう』

「まだ何か? 今度は誰を送り迎えすればいいのかな」

『それはしなくていいわよ。その代わりと言ってはなんだけど、増援を送ってるから』

「増援?」




















◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



「・・・・・・で、増援を送ってもこの様か。全く、使えないねぇ」



あんな子ども相手になに手間取ってるんだろ。ほーんとだらしないよね。

なら・・・・・・仕方ない。蒼凪恭文にはアレを使うか。アレならあの猫君よりは役に立つ。



「それで・・・・・・そうだな、出来ればあの刀に変わる宝石も欲しいな」



色々理由をつければ、強奪する事は可能でしょ。ほら、僕そういう立場に居るしさ。

よし、早速明日始めるか。大丈夫、チャンスはいくらでもあるよ。



「・・・・・・あ、それはあの子にも使えるな」



僕の計画には、強い力を持ったたまごが必要だ。だから・・・・・・くくく、楽しいねぇ。

一つだけならともかく、同じだけの力を持ったものが三つあるなら完璧なはずだよ。



「今日のところはゆっくり休むといい。でも・・・・・・すぐにその子達、いただくからね? ヒマ森さん」










僕はベンチに座るあの集団を双眼鏡で見ながら、唇を歪めた。だって、楽しくて・・・・・・楽しくてしかたない。





バカみたいなくだらない夢を、僕が有効活用するんだ。それで僕は本当に勝ち組になる。





そうだ、それで・・・・・・僕は勝つんだ。もう誰にも負けたりしない。絶対に負けないんだ。




















(おしまい)






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あきゅろす。
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