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challenge
優雅

部活が終わって息をつくわたしの目に、部員とにこにこと会話する千鶴ちゃんが映る。


長めの髪を緩くまとめて、柔らかい笑顔を向ける千鶴ちゃんに見とれているのは、話しかけている部員だけじゃない。


わたしも、わたしと話していたブン太と赤也も、彼女を思わず見つめてしまってる。
…わたしの場合、この2人とは理由が違うけどっ!


「ちょっとちょっと〜何千鶴ちゃんに見とれてるの、2人共!」


ニヤニヤしながらからかうように言うわたしに、2人は揃って顔を真っ赤にした。


「ちょ、声でかいっすよあかりセンパ〜イ」

「聞こえたら恥ずかしいだろぃ」


ヒソヒソと話す2人に、やっぱ見とれてたんだ、と言えば2人は押し黙る。






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