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「やんのかクソマリモ!!」
「おぉ上等だ!みじん切りにしてやるぜクソコック!!」

船の上ではいつもの如く二人の喧嘩の怒声が響いていた。

「ウ、ウソップ止めなくて良いのか!?」
心配性のトナカイがオロオロと声をかける。
「ん〜〜俺に止める事は無理だ!・・・ま、もう終わるって」
チラリと眼を向けると、喧嘩をする二人の近くで青筋をたてたナミが視界に入った。
怒りが溜まった航海士によってすぐに二人は沈められるだろう。

「アンタ達・・・五月蝿い!!」

ドカッという大きな音と共に二人の男は甲板の床に沈んでいた。
「二人共〜〜そんなに喧嘩ばっかりじゃ仲間として駄目よね?」
ナミが二人に笑顔で問いかけるが、その体からは怒りのオーラが滲み出ていた。

「喧嘩の罰として今日の見張りは二人で宜しく」
有無を言わせないくらいの威圧感でそう告げるナミに、サンジは逆らう事が出来なかった。
ゾロはかなり嫌がったが、次に発せられたナミの言葉に渋々了承を示した。

「仲良くしないと手錠で繋いで生活してもらうわよ?」

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