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自分がこんなにも穏やかな涙を流せるのだと、初めて知った。

何故そんな気持ちになったのか、何故こんな感情を持ったのか、それは空白の中に消え失せたが、確かな事が一つだけある。

きっと、俺は失いかけた。

夢も

命も

大切なものを全て

失いかけた。



この涙は安堵の涙だろう。
失わなかった。
何も。

こんな穏やかな気持ちで涙を流したのは初めてかもしれない。

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あきゅろす。
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