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7
自分がこんなにも穏やかな涙を流せるのだと、初めて知った。
何故そんな気持ちになったのか、何故こんな感情を持ったのか、それは空白の中に消え失せたが、確かな事が一つだけある。
きっと、俺は失いかけた。
夢も
命も
大切なものを全て
失いかけた。
この涙は安堵の涙だろう。
失わなかった。
何も。
こんな穏やかな気持ちで涙を流したのは初めてかもしれない。
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