6 ゾロはサンジの靴に手をかける。 染み込んだ紅い液体が手を濡らしたが、構わずに靴を脱がす。 黒色の靴は血に汚れ、固まりかけの血が黒の靴を赤黒く変えていた。 血を見て、ゾロは先程の戦闘を思い出す。 途端に意地悪く笑い、サンジの足先を舐める。 「っ!?」 サンジは焦ったが、ゾロはお構い無しに舐め続けていた。 「ぅ・・・・・・おいッ」 ムズガユイ感触にサンジは少し抗議した。 ゾロはサンジの目を見てニッと笑った。 「・・・血の匂いがするな」 「さっきまで戦闘だったしな」 サンジ達はシャワーも浴びてない。 [*前へ][次へ#] [戻る] |