5 「あたしとロビン、それとサンジ君がシングルでルフィとチョッパーがダブルね」 テキパキと指示を出し、一番良い部屋の鍵を手にする所は流石ナミである。 他のメンバー達にも鍵を渡し、部屋に向かった。 部屋の扉を開ける前に、ナミは隣の部屋になるロビンに声をかける。 「ロビン、此処のログはどれぐらい?」 ログが溜まれば明日にでも出航出来る。 「ログは四日ね」 しかし、ログが溜まるのは思いの外時間がかかるようだ。 「そんなに?・・・まあ今はそんなに急がないから良いけど」 歓楽街が有名なこの島で四日も過ごすとなると、精神的にキツい。 そんな事を考え足元に視線を泳がせていると、ロビンがおかしそうに笑って言った。 「航海士さんは可愛いのね」 「え?」 前にも同じような台詞を聞いたような気がする。 「三日後に大きなお祭りがあるの。一度行ってみたらどうかしら」 (そういえばフロントの男も祭りがどうとか言っていたけど・・・) だから宿がどこも満室なのだろう。 [*前へ][次へ#] [戻る] |