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「じゃあ〜〜な〜ゾロ、ウソップ〜」
船長は暢気に二人を見送っている。
歓楽街のすぐ近くにあると言われる宿には、ゾロとウソップが行くことになった。
理由は簡単。
ゾロが歓楽街に興味を持つことは無いだろうということ。
逆にウソップは、歓楽街の人間が相手をしないだろうということで決定した。
「だって、ゾロはともかくウソップはお金持ってなさそうだもん」
お金を持ってない奴には寄ってこないだろうというナミの意見には、つい納得してしまった。

「ゾロが迷子にならないように連れて行ってね〜」

必然的にゾロの道案内役になってしまったウソップは、溜め息を吐きながらもしっかりとゾロの道案内をし始めた。
「何でいきなり逆に歩き出そうとしてんだよ!!待てゾロ!そっちじゃねぇぞ!!!!」
歩きだした二人を見送り、ナミ達は自分の宿へと戻って行った。

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