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愛の奴隷





「雨だな」

「そうだなぁ」

「子供の頃にな」

「うん」

「モクバが雨は嫌いだと言うから、なぜだと聞いたんだ」

「うん」

「すると『雨は神様が泣いているんだもん、可哀相だよ』とモクバまで泣き出すんだ」

「うん」

「だからオレは、ならば神様を笑わせてやればいいと顔を描いた照る照る坊主を作ったんだ」

「…」

「いい話だろう」

「いい話だな、



それがオレが
吊られてるのとどういう関係があんの?」

「明日の商談は先方の希望で相手会社の持つ外のカフェテラスで行なうから成功の為に降らせる訳にいかんのだ」

「いやだからオレを吊るす意味が分かr」

「オレを愛するなら出来るだろう?城之内?」
(人差し指で顎を撫で上げる)


オレに任せろ海馬!!ドピーカンにしてやるぜ!」

「その意気だ城之内!」






次の日はカラリと晴れた夏空だったそうです






end
(バカ二人 ^p^)


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