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02:《紅家》




「ん、ここはどこ?」
起きたら知らない所だった

「起きたか、お前名前はなんと言う」

「私は、なんだっけ?」

「覚えていないのか、他になにか覚えていないのか」

「・・・(考えて)なにも覚えていません↓↓」
起きたらなにも覚えていなっかった
自分が誰なのか、名前は何というのか
紅い服を着た人はしばらく考えて

「お前は今日から夕喜だ
 そして、私の義娘だ
 いいな?」

「はい」
といった所に


バン

ビク!!!!!!!!!!!

いきなりバンと大きな音をたててドアが開いた



「黎深様!コレは何ですか!!!」
ドアの向こうにいたのは髪の色素の薄い少年だった


「うるさい  もっと静かに入ってこんか」


夕喜はいきなりドアが開くし 
大きな音がたつしで 少しビックリしながらも


「あの・・名前  教えてもらってもいいですか?」


「あ・・・
  私の名前は 紅黎深
    アレは夕喜の義兄となる李絳攸だ」


「黎深様ですか」


「あぁ「ちょっと待ってください!義妹ってなんですか!!!  朝、起きて見れば机の上に変な紙がおいてあるし」


「うるさい  もう、決まったことだ
  つべこべいうな」

なんて二人が言い合いしているのを夕喜はだまって見ていた

そこに
「二人とも何やってるんだい!!
   この子が怖がっているだろ」
と言いながら百合姫が入ってきた
そして
「もう、大丈夫だよ」
といいながら頭をなでていた

「黎深この子の名前は?」


「夕喜だ」


そこに
ヒック ヒックと泣き声が聞こえてきた
泣き声が聞こえて来た方向みると
夕喜が泣いていた
夕喜は知らず知らずのうちに緊張し
百合姫に頭を撫でられたことで安堵し涙が出てしまった

「あ〜ぁ 君たちのせいで夕喜が泣いちゃったじゃないか」


「私のせいではない」
「ごめんなさい」

など出る言葉色々だ


百合姫はこんな小さな子が親に捨てられて可哀想にと思っていて
そしてよく見ると夕喜は寝ていた

「そういえば、黎深この子はいくつなの」


「知らん  本人は何も覚えてないと言ってたぞ」

「え?!じゃあ記憶喪失ってこと」


「まぁ、そうなるな
  4歳位でいいだろう
   兄上の所の秀麗も4歳だしな」

と黎深はいった
百合はそんなでいいのかとも思いながら夕喜を寝台に寝かせて布団を掛けていた

そんな二人を見ながら絳攸は自分よりも小さいのに何も覚えていない夕喜を愛おしく思うのだった




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